偽薬効果とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 偽薬効果の意味・解説 

ぎやく‐こうか〔‐カウクワ〕【偽薬効果】


偽薬効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 19:17 UTC 版)

偽薬」の記事における「偽薬効果」の解説

偽薬効果(ぎやくこうか)、プラシーボ効果placebo effect)、プラセボ効果とは、偽薬処方しても、だと信じ込む事によって何らかの改善みられることを言う(例:ただのキャンディ酔い止め思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)。この改善自覚症状留まらず客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。原病やその症状自体改善というよりは、「飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽通常偽薬効果には含まれないが、その区別難しいこともある。 1955年にヘンリー・ビーチャー(英語版)が研究報告をして、広く知られるようになった近年喘息患者対象にした研究で、偽薬や偽の鍼治療などをしても何ら病状最大呼気流速)は改善されないが、主観的な呼吸苦は西洋医学的な吸入(アルブテロール)と同等改善見られた(無論、それは良くなった「気がする」だけであって病気自体何ら改善してはいない)。これにより、偽薬だけでなく「無介入群」を設定することの必要性提唱されている。 偽薬効果が存在する可能性広く知られている。特に痛み下痢不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、治療法のない患者や、副作用など問題のある患者に対して安息もたらすために、本人家族同意前提として、時に処方されることがある医師法にも、暗示的効果期待し処方箋発行することがその暗示的効果妨げになる場合に、処方箋交付する義務がない事が規定されている。 多く場合、重要で意味のある偽薬効果を得るために欺瞞隠蔽必要ない。偽薬であることがわかっていても偽薬機能する

※この「偽薬効果」の解説は、「偽薬」の解説の一部です。
「偽薬効果」を含む「偽薬」の記事については、「偽薬」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「偽薬効果」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「偽薬効果」の関連用語

1
ノセボ効果 デジタル大辞泉
100% |||||

2
プラセボ効果 デジタル大辞泉
100% |||||

3
ノーシーボ効果 デジタル大辞泉
100% |||||

4
プラシーボ効果 デジタル大辞泉
100% |||||



7
反偽薬効果 デジタル大辞泉
70% |||||

8
二重盲検法 デジタル大辞泉
54% |||||


10
34% |||||

偽薬効果のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



偽薬効果のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの偽薬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS