倶多楽(北海道)
549m 北緯42度29分29秒 東経141度09分35秒 (四方嶺) (世界測地系)
377m 北緯42度30分19秒 東経141度08分40秒 (日和山) (世界測地系)
概 要
倶多楽火山は玄武岩~安山岩の成層火山体。約8~4.5万年前までの期間に複数の火口で火砕流を伴う大規模な噴火が繰り返され、約4万年前までの活動により直径3kmの円形のカルデラを生じた(森泉、1998)。
登別火山は倶多楽火山の西麓にある後カルデラ火山。地獄谷・大湯沼は水蒸気爆発による爆裂火口群。現在活発な噴気、熱水活動を行っている。日和山はデイサイト(SiO2 67%)の溶岩ドーム。
最近1万年間の火山活動
1万年前以降の活動は倶多楽火山の西麓が中心であり、大湯沼と地獄谷の2つの爆裂火口が開き、大湯沼の北西側に日和山溶岩ドームが噴出した。 最近1万年間には、8回の水蒸気爆発による堆積物が確認されており、最新の水蒸気爆発は地獄谷火口で発生し、 この活動による堆積物が1663年の有珠山噴火に伴うUs-b火山灰を覆っていることから、約200年前の活動と推定される。 これ以前の噴火は約1900年前と推定されている (北海道防災会議、1988) 。
記録に残る火山活動
固有名詞の分類
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