倫理審査団体とインディーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 16:12 UTC 版)
「アダルトビデオ」の記事における「倫理審査団体とインディーズ」の解説
倫理審査団体には日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)、コンテンツ・ソフト協同組合メディア倫理委員会(メディ倫)等があり、それぞれ所属する会員である製作会社のビデオが倫理を逸脱していないか監視している。ただし、法的な根拠はなく、審査をパスしていれば、警察に摘発されないという保証はない。 倫理審査と同時に海賊版製作者に対する警告・告発も行っている。ビデ倫加盟メーカーはビデオ倫理監視委員会を通じて監視を行っている。 ビデオ倫理監視委員会が把握している審査団体日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)※2010年解散 コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫、EOCS)※2010年代以降はアダルトゲーム、イメージビデオのみを扱う ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合(VSIC) 日本映像ソフト制作・販売倫理機構(JVPS、制販倫) コンテンツ・ソフト協同組合メディア倫理委員会(CSA、メディ倫)→日本コンテンツ審査センター 全日本ビデオ倫理審査会(AJVS、全審) 日本倫理審査協会(JEJA、日倫) その他AV人権倫理機構 ※第三者機関 コンテンツ・ソフト協同組合 ※2015年解散 知的財産振興協会 ※メーカーと店舗による組合 東日本コンテンツ・ソフト ※2015年解散 OCCN 配信映像審査ネットワーク 倫理審査団体に所属していないアダルトビデオメーカーの作品は、“自主規制作品”(インディーズ)と呼ばれるが、ビデ倫・ソフ倫以外の審査団体で審査を行った作品はモザイク処理などの点で自主規制作品と大差はなく、一般的にはインディーズとしての扱いを受ける。 倫理について明確な基準がなく、モザイク処理部分の大小・強弱などでメーカーごとにばらつきがあったり、同一メーカーの作品でも、発売年度などによって違いがあったりする。また、生き残りのため、性器のぼかしが少なく性行為も過激なものも増加傾向にある。 ビデ倫でもヘア・アナルの露出を解禁(2004年末よりヘア露出の一部解禁、2006年8月審査タイトルより全面解禁)するなど、基準の見直しが行われている。 この見直しに対応して、従来はビデ倫・ソフ倫およびそれに準ずる審査団体(制販倫・VSIC)による審査済み作品のみ掲載していた業界誌でも、2006年9月号以降、それ以外の審査団体で審査を受けた作品も掲載するようになった。露出度と売り上げは比例しない。
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