ソフ‐りん【ソフ倫】
読み方:そふりん
コンピュータソフトウェア倫理機構
(ソフ倫 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 13:10 UTC 版)
一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構(コンピュータソフトウェアりんりきこう、英: Ethics Organization of Computer Software、略称: EOCS 通称: ソフ倫)は、日本のアダルトゲームを中心としたコンピュータソフトウェアなどの倫理的な規制及び審査、レイティングを行う日本の業界団体。
注釈
- ^ ソフ倫と覚書を取り交わしているJCRCの審査済みソフトに関してははその限りではない。
- ^ ただし、非アダルトPCゲームの一部においてもCEROの審査を受けているものがある。
- ^ 『電脳学園I』で指定を受けたガイナックスが最高裁まで争ったが、敗訴した。
- ^ 添付に際して特に条件はなく、企業の自主判断により添付されていた。
- ^ ソフ倫がDVD審査について当初に覚書を交換した団体は日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)であった。ビデ倫が2008年に刑法175条違反で摘発された事件を受け、後継組織として設立された日本映像倫理審査機構(日映審)がCSA他の団体と審査業務を統合したことにより、結果的にJCRCへ覚書が受け継がれている。
- ^ もともとEOCS R-18ソフト(Windows版)として発売された『夜明け前より瑠璃色な』のコンシューマーゲーム移植(PS2版)が『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue』であり、そのPCゲーム(Windows版)への再移植が、『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue fo PC』である。R-18ソフトであったオリジナル版から性的描写をすべてカットしたPS2版はCERO 15才以上対象にレーティングされたが、その内容をそのまま移植した『~ for PC』は、2009年当時のEOCSのレーティングには「15歳以上推奨」に相当する区分がなかったことから、EOCS R指定(15歳未満への販売禁止)にせざるを得なかった。
- ^ 事例として、アクアプラスが発売している『WHITE ALBUM -綴られる冬の想い出-』のPS3版がD(17歳以上対象)に区分されているのに対し、Windows版は「12歳以上推奨」とされ、対象年齢の幅が広くなっている。
- ^ コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)は2010年に映像倫理機構へ審査業務を移譲し、2015年に解散した。
- ^ Z(18才以上のみ対象)の区分であっても、性的描写の表現は禁止されている。
- ^ アクアプラスでは家庭用ゲーム(PS2・PS3・PSP)のソフトに対しCEROへの審査を依頼しているが、PCゲーム(一般ソフト作品)に対しては依然ソフ倫への審査を依頼し続けている(ソフ倫の規程による)。
- ^ 旧CSA系の日本コンテンツ審査センターは審査業務のみに特化しており、違法コピー対策などの業務は関連組織の知的財産振興協会の所管となっている。
出典
- ^ “会員一覧”. 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構. 2023年9月1日閲覧。
- ^ 「青少年の健全な育成のためのコンテンツ流通研究会報告書」 経済産業省、2006年4月18日、5頁。
- ^ “役員一覧”. 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構. 2023年6月17日閲覧。
- ^ ゲームラボ. 三才ブックス. (1995年4月1日). p. 52
- ^ a b “公式名称「R18ゲーム」について”. コンピュータソフトウェア倫理機構 (2009年9月18日). 2010年5月23日閲覧。
- ^ “会員外作品(加盟会社様以外が制作した作品)審査の開始について”. 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構. 2023年6月17日閲覧。
- ^ https://moepedia.net/news/2022/0401/4/
- ^ 『PC Engine FAN 通巻71号』徳間書店、1994年10月1日、16,17,18,頁。
- ^ レーティングの紹介 - コンピュータソフトウェア倫理機構
- ^ 「ネットコンテンツも「18禁」など明確化を、経産省の研究会が報告」 INTERNET Watch(Impress Watch)、2006年4月19日。
- 1 コンピュータソフトウェア倫理機構とは
- 2 コンピュータソフトウェア倫理機構の概要
- 3 設立経緯
- 4 問題点
- 5 脚注
- ソフ倫のページへのリンク