倫理思想史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:35 UTC 版)
『日本倫理思想史』では、古代から明治までの倫理思想を描き出した。倫理学は仏教や朱子学など体系性を持った外来思想であり、中国の思想になってしまうため、倫理思想という言葉で日本の倫理思想史を題材にした。戦前に出版された『尊皇思想とその伝統』を大幅に増補したものであり、和辻の持つナショナリズム、天皇観が現れている。戦後、和辻は象徴天皇制論を発表した。 戦後間もなく刊行した『鎖国 日本の悲劇』では、江戸時代の鎖国により西洋の文物を輸入できなかったために、日本の近代化が遅れたとする。
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