信濃川水系の発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:19 UTC 版)
5か所の関川水系発電所に対し、信濃川水系の発電所は10か所存在した(ただし、うち1か所は信濃電気時代に廃止)。いずれも長野県内で、信濃川(千曲川)本流ではなく支流に位置する。下表に発電所出力・所在地・運転開始年月をまとめた。 発電所名出力(kW)所在地・河川名運転開始年月武石200 小県郡武石村上本入(現・上田市武石上本入)(河川名:依田川支流武石川) 地図 1926年5月 横沢第一400→840 小県郡長村(現・上田市真田町長)(河川名:神川) 地図 1910年11月 横沢第二280 小県郡長村(現・上田市真田町長)(河川名:神川) 地図 1928年12月 畑山60→220 小県郡神科村(現・上田市上野)(河川名:神川) 1902年8月 鳥居川第三2,000 上水内郡柏原村(現・信濃町柏原)(河川名:鳥居川・赤滝) 地図 1928年6月 鳥居川第二2,000 上水内郡柏原村(現・信濃町柏原)(河川名:鳥居川) 地図 1928年6月 鳥居川第一1,000→1,500 上水内郡柏原村(現・信濃町柏原)(河川名:鳥居川・大沢) 地図 1925年12月 鳥居川第四670 上水内郡柏原村(現・信濃町柏原)(河川名:鳥居川) 地図 1930年4月 米子120 上高井郡仁礼村米子(現・須坂市米子)(河川名:米子川) 1903年12月(1923年4月廃止) 樽川960→1,700 下高井郡上木島村(現・木島平村上木島)(河川名:倉下川・樽川) 地図 1923年8月 備考 上記10か所のうち、武石発電所は武石電力興業、横沢第一・畑山両発電所は上田電灯によってそれぞれ建設された。 発電所出力の変更は以下の通り。横沢第一発電所は1929年8月に400 kWから840 kWへ変更(出力増加工事の完了による)。 畑山発電所は1904年4月に60 kWから120 kWへ変更。その後一旦65 kWとなるが(1921年時点では65 kW)、1925年3月に220 kWへの増強工事が竣工した。 鳥居川第一発電所は1929年6月に1,000 kWから1,500 kWへ変更(出力増加工事の完了による)。 樽川発電所は1930年11月に960 kWから1,760 kWへ変更。
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