作曲賞、作曲コンクール
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権威ある団体や著名な吹奏楽団が主催する、吹奏楽曲を対象として表彰を行う作曲賞や、公募による作曲コンクールも存在する。 オストウォルド賞(米国)アメリカ吹奏楽指導者協会(英語: American Bandmasters Association)(ABA)により、1956年から毎年開催されている、もっとも歴史ある吹奏楽作曲賞の一つ。 ウィリアム・レヴェリ作曲コンテスト(米国)全米吹奏楽協会(National Band Association、NBA)が主催し、1977年から毎年開催される。 ウォルター・ビーラー記念作曲賞(米国)イサカ大学音楽学校が主催し、1987年から隔年で開催される。 サドラー国際吹奏楽作曲賞(米国)ジョン・フィリップ・スーザ財団(英語: John Philip Sousa Foundation)により、1983年から隔年で開催されていた。 フランク・ティケリ国際作曲コンテスト(米国)アメリカの楽譜出版社マンハッタン・ビーチにより、カテゴリー1(グレード1-2)、カテゴリー2(グレード3-4)の2部門で開催される。入選作はマンハッタン・ビーチから出版される。 クー・ド・ヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクール(フランス)2006年に真島俊夫が「鳳凰が舞う-印象、京都 石庭 金閣寺」で、2018年に芳賀傑が「水面に映るグラデーションの空」でグランプリを受賞。 ハレルベケ国際吹奏楽作曲コンクール(ベルギー)日本からも応募があり、松平頼暁らが入賞している。 コルチャーノ国際吹奏楽作曲コンクール(イタリア)コルチャーノの観光協会とコルチャーノ市により、毎年開催される。日本からは西邑由記子が応募し入賞している。 世界吹奏楽協会(WASBE)国際作曲コンテスト世界吹奏楽協会により、2017年より2年おきに開催される。2019年に岡村雄之典が第3部門「管弦楽における管楽合奏」で第3位を受賞している。 東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール東京佼成ウインドオーケストラにより、2006年より3年おきに開催される。 朝日作曲賞朝日新聞社および全日本吹奏楽連盟により、毎年開催される。入選作品は原則として全日本吹奏楽コンクールの課題曲となる。 全日本吹奏楽連盟作曲コンクール全日本吹奏楽連盟が創立70周年を記念して、2008年に朝日作曲賞とは別に新たに創設した。第1位作品は翌年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲Vに設定される。 日本管打・吹奏楽学会作曲賞日本管打・吹奏楽学会活動の一環として、小学校・中学校・高等学校の吹奏楽活動における様々な編成(小編成〜大編成、管楽器を含む自由な編成)に対応する新しいレパートリーの開発と普及や、優秀な作曲家の育成を目的としている。 JBA下谷賞日本吹奏楽指導者協会により、毎年開催された。2007年からは「21世紀の吹奏楽実行委員会」が主催する「響宴」の作品から選定されている。
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