作品評価と展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 03:14 UTC 版)
「がんばれ!キッカーズ」の記事における「作品評価と展開」の解説
1988年に出版された『TVアニメ25年史』は「原作にない女性キャラの登場などもあったが、基本的には原作に忠実な内容だった。サッカーの試合なども手がたく描写しており、演出のメリハリで見せる『キャプテン翼』とは対照的であった」と評している。一方、脚本を担当した静谷伊佐夫は打ち切りの決定した直後の『アニメージュ』1987年4月号において「この作品が全く理解できない。流行の絵からは外れ、主人公は能天気。なぜアニメ化をするのかと真剣に悩んだ」と前置きをした上で「それでも作品に関わるうちに少しづつ愛着がわいてきた」と評している。 1987年3月限りで放送終了となったが、特番の関係で放送されなかった第15話は同年8月26日にスペシャル枠で、打ち切りのために未発表となっていた3話分のエピソードは1988年1月5日に『がんばれ!キッカーズスペシャル ひとりぼっちのエースストライカー』として放送された。DVD-BOXにはTVで放送されなかった未放送分の3話が収録されており、全26話が完全収録されている。 なお、裏番組の『めぞん一刻』(フジテレビ系)は、「主題歌の歌手が、本編とは無関係」であり、オープニング主題歌を歌った斉藤由貴は、実写版で音無響子を演じていないどころか、何のキャストも演じていない(況してや、企画も、脚本書きも、原画作りも、何ら関与していない)。これとは逆に、『がんばれ!キッカーズ』は、「主題歌の歌手が、何らかの形で本編にも出演する」数少ない作品の一つであり、オープニングとエンディングの両方の主題歌を歌った西村知美が、女子サッカーチーム「立花パープルズ」のキャプテンとして本編にも出演している。本作以外で、「主題歌の歌手が、何らかの形で本編にも出演する」作品は、堀江美都子が主演の作品か、『愛少女ポリアンナ物語』から『小公子セディ』までの世界名作劇場シリーズなどがある。
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