他社製楽譜作成ソフトウェアとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/22 06:02 UTC 版)
「Sibelius」の記事における「他社製楽譜作成ソフトウェアとの比較」の解説
同じく楽譜作成ソフトウェアであるFinaleとは頻繁に比較検討対象となっている。たとえば、毎年新バージョンを出していたFinaleに対し、Sibeliusは2年ごとに新バージョンを出していた。また、FinaleはHuman Playbackを搭載して、よりリアルな演奏を可能としていたが、SibeliusではReWireや64ビットOSに対応するなどして、リアルな音源の使用や買収先であったAvidのPro ToolsをはじめとしたDAWとの連携に力を入れてきた。 他にも、Finaleは米国版が発売されてから、日本語、イタリア語、ドイツ語、フランス語による各国語版が再開発されるが、Sibeliusは多言語アプリケーションであり、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語、イタリア語に対応している。両社とも積極的に互いの機能を取り入れたり、クロスグレード版を登場させるなど、競争は激化している。しかし、連符に使用される数字の大きさやフォント、楽譜の概観などにFinaleほどの自由がないなど様々な違いがあるため、ユーザーにより意見が割れる。現在はフリー楽譜作成ソフトウェアもかなりのレヴェルで楽譜の制作が可能になったため、Sibeliusは高機能出力やマルチ音源出力などに開発の主眼を移し始めた。 かつては「フィナーレは年号、シベリウスはヴァージョン番号」と覚えやすかったものの、2018年現在は「フィナーレはヴァージョン番号、シベリウスは西暦と月にあやかった番号」と逆転した。
※この「他社製楽譜作成ソフトウェアとの比較」の解説は、「Sibelius」の解説の一部です。
「他社製楽譜作成ソフトウェアとの比較」を含む「Sibelius」の記事については、「Sibelius」の概要を参照ください。
- 他社製楽譜作成ソフトウェアとの比較のページへのリンク