他の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:03 UTC 版)
1911年にアルバータ州のアメリカ自然史博物館で運営の職に就いて2年目を迎えていたバーナム・ブラウンは、レッドディア川トルマン橋付近で断片的なアルバートサウルスの頭蓋骨化石 AMNH 5222 を発見した。 ウィリアム・パークス(英語版)は、1923年にレッドディア川付近でガス・リンドバルドとラルフ・ホーネルが発掘した頭蓋骨を欠く部分的骨格に基づき、1928年に新種 Albertosaurus arctunguis を記載したが、この標本は1970年以降 A. sarcophagus であると考えられている。パークスの標本 ROM 807 はトロントのロイヤルオンタリオ博物館に所蔵されている。 1926年から1972年の間アルバートサウルスの化石は全く発見されなかったが、70年代以降は着実に標本が増加している。ドライ・アイランドのボーンベッドとは別に6つの頭蓋骨と他の骨格がアルバータ州で発見され、カナダの様々な博物館に所蔵されている。アマチュア古生物学者マウリス・ステファンクが1978年に発見した標本 RTMP 81 010 001、彼が1985年6月16日に発見した RTMP 85 098 001、1985年12月に発見した RTMP 86 64 001 、1986年の RTMP 86 205 001、1996年の RTMP 97 058 0001、そして CMN 11315 である。しかしヴァンダリズムと事故によりこれらは全て損傷を受けることとなった。また、アメリカ合衆国モンタナ州・ニューメキシコ州・ワイオミング州からも化石が報告されているが、これらは A. sarcophagus ではなく、アルバートサウルスですらない可能性がある。
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