仕上工程とは? わかりやすく解説

仕上工程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/14 01:25 UTC 版)

白色ポルトランドセメント」の記事における「仕上工程」の解説

クリンカー白色度の高い石膏または硬石膏混ぜ合わせ、再び粉砕され白色ポルトランドセメント完成する場合によっては、白色度を改善するために少量二酸化チタン混ぜられることもある。 全ての製造工程において、セメントに色がつくことを防ぐために細心の注意払われる厳選され原料特別な製造設備が必要であり、生産効率低くなる最終的な性質こそポルトランドセメント大差がないものの、製造にはコストのかかるセメントである。

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仕上工程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 05:23 UTC 版)

ポルトランドセメント」の記事における「仕上工程」の解説

仕上工程ではセメント三酸化硫黄量と比表面積値が目標通りとなるようにクリンカー石膏とともに粉砕し粉末状セメント製造する石膏に関しては、諸外国では天然石膏を使用する場合が多いが、日本では良質な天然石膏に恵まれないため副産石膏、特に排煙脱硫石膏使用されている。石膏種類二水塩が基本である。 粉砕用い設備粉砕機ボールミル仕上ミル)と分級機(セパレーター)である。クリンカー石膏粉砕助剤とともに仕上ミル入って粉砕され次いでセパレーター導入されるセパレーターの中では回転翼回転している。空気流に乗った粗い粒子はこの回転翼により叩き落とされるが、微細粒子はここを通過することができる。回転翼回転数制御することにより、所定粒度粉砕物を分級できる。このようにして回収され微粉最終製品セメントである。粗粉は再び仕上ミル前段戻されるポルトランドセメントには各種混合材を混入した混合セメント」という種類があるが、これらの混合材は仕上工程でクリンカーおよび石膏とともに混合粉砕または分離粉砕されセメント混合されるセメント製造限らず粉砕という単位操作エネルギー効率極めて低い。投入されるエネルギーのうち、実際粉砕新し表面生成)に寄与する割合(有効粉砕仕事)はわずかに1%以下とも言われるセメント粉砕効率よく行うことは、セメント製造原価低減のために重要である。そのため、現在では粉砕助剤としてジエチレングリコールなどを用いて効率の向上図られている。 また、粉砕のために投入されエネルギー大半は熱に変換される。そのため、製造直後セメントそのままセメントサイロ貯蔵すると、サイロ内で二水石膏脱水しセメント固結するおそれがある。そこで、製造直後セメントはセメントクーラーで熱交換してからセメントサイロ貯蔵する

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