人間側下手のハンデキャップマッチとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 人間側下手のハンデキャップマッチの意味・解説 

人間側下手のハンデキャップマッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 01:56 UTC 版)

コンピュータチェス」の記事における「人間側下手のハンデキャップマッチ」の解説

2007年3月には、グランドマスターのJaan Ehlvest(当時レーティング2610)が「Rybka」と対戦Rybka側は常にポーン1つ落とす(8ゲーム行い、1ゲームごとに落とすポーン変えていく)というハンデキャップマッチだったが、Rybkaが4勝1敗3分で勝利している。 2008年9月には、同じくグランドマスターVadim Milov(世界ランキング28位、レーティング2705)とRybkaが8局のハンデキャップマッチを含む対局行った最初の2局はMilovが有利な先手白番を持った通常の対局で、Rybkaの1勝1分。次の2局はMilovが先手白番、Rybka後手黒番でポーン1つ落とす「pawn-and-move」でMilovの1勝1分。最後の4局はRybka先手白番でルーク落とし、Milovが後手黒番でナイトを落とすハンデ行われ、Milovの1勝3分となった。トータルスコアはMilovの2勝1敗5分となったが、この対局は、このレベルグランドマスターコンピュータ側ハンデ課した状態でようやく互角に争えるという結果を示すものとなった2014年8月23日には、ヒカル・ナカムラ世界ランキング5位、レーティング2787)とStockfishのハンデキャップマッチ4局が行われた。Stockfishハードウェアは、3.0GHz、8コアIntel Xeon E5搭載したMac Proであった。4局を通じてStockfishには序盤定跡エンドゲームゲーム最終盤。チェス取った駒の再利用できないため、ゲーム最終盤に盤上に残る駒が少なくパターン類型化が可能)のデータベースアクセスできない、というハンデ課された。最初の2局は、ナカムラ2008年版のMacBook Pro上で動くコンピュータチェスソフト「Rybka 3」(2008年リリース上記Milovとの対局使われたもの。上記ナカムラとの対局時にはまだリリースされていない)を使用できるアドバンテージ得た上で先後変えて行われナカムラ先手番でドローとしたが後手番では敗れた。なお、StockfishRybka 3の実力差Stockfish推定レーティング3200超)がRybka 3(同じく推定レーティング3200超)に対して勝率75%(レート200)である。次の2局はナカムラ先手コンピュータアシストなし、Stockfish後手ポーン一つ落とすハンデ行われ、こちらもナカムラの1分1敗となり、4局通算ではナカムラの2分け2敗であった2018年6月17日には、ヒカル・ナカムラ世界ランキング10位、レーティング2769)とKomodoのハンデキャップマッチ3局が行われた。1局目はナカムラ先手番でポーンを1手先動かしたころから始め後手のKomodoはポーン1つ落とすハンデドロー、2局目はKomodoが先手番で後手ナカムラポーン1つナイト交換するハンデドロー、3局目はKomodoが先手番でキングポーン以外の駒をすべてナイト交換し後手ナカムラナイト2つを落とすハンデドロー終わった対局持ち時間双方10分で1手につき5秒加算、KomodoはCPUIntel corei9-7960x(16コア)を用いてオーバークロックさせ、5駒までのエンドゲームデータベースにアクセス可能とした。

※この「人間側下手のハンデキャップマッチ」の解説は、「コンピュータチェス」の解説の一部です。
「人間側下手のハンデキャップマッチ」を含む「コンピュータチェス」の記事については、「コンピュータチェス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「人間側下手のハンデキャップマッチ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「人間側下手のハンデキャップマッチ」の関連用語

人間側下手のハンデキャップマッチのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



人間側下手のハンデキャップマッチのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのコンピュータチェス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS