人民議会 (東ドイツ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/19 21:37 UTC 版)
人民議会(じんみんぎかい、ドイツ語: Volkskammer)は、かつてのドイツ民主共和国(東ドイツ)の立法府。
注釈
- ^ キリスト教民主同盟の議員が宗教的な理由から妊娠中絶を認める法案に反対票を投じた例があるが、これが1989年までで唯一反対票が出た法案である。(斉藤瑛子『世界地図から消えた国-東ドイツへのレクイエム』P135)
- ^ 国家元首を兼務。
- ^ この投票方法であるがゆえに、1989年5月7日の地方議会選挙では選挙を監視していた市民グループが投票用紙に記入しに行った人を数えて割り出した反対票の数に対して公式発表された反対票が少なかったために、政府が選挙結果を不正操作したことが判明した(永井清彦・南塚信吾・NHK取材班『社会主義の20世紀 第1巻』日本放送出版協会 1990年 P93-94)
- ^ 現在でも東ドイツ同様事実上の一党独裁制である北朝鮮の最高人民会議はこのような方法の選挙が行われている。
- ^ 厳密には共産主義体制時代の衛星政党であるドイツキリスト教民主同盟であり、西ドイツの同名政党とは別団体だが、この時点では西ドイツのドイツキリスト教民主同盟の支援を受けており、実質的に西ドイツ側の傘下の組織となっていた。
- ^ 第二次世界大戦直後の旧ソ連占領地区ではドイツ社会民主党はドイツ共産党と半強制的に合併させられドイツ社会主義統一党となっていたが、西ドイツのドイツ社会民主党の支援を受けて再建された。
- ^ ドイツ社会主義統一党が、ごく短期間は社会主義統一民主社会党(SED-PDS)を名乗ったのち、選挙前に再改名したもの。統一後、2007年に左翼党となる。
- ^ 旧衛星政党であるドイツ自由民主党(1990年2月に LDPD を LDP に改めた)と東ドイツ自由民主党 (F.D.R der DDR) およびドイツ・フォーラム党の3党で結成された選挙連合。
- ^ 市民団体・新フォーラム、民主主義を今、平和と人権イニシアティヴの連合体。1993年に旧西ドイツ側の緑の党と統合し、同盟90/緑の党となっている。
- ^ ドイツ統一後、西ドイツ側の緑の党と合併。
- ^ 一部はのちに民主社会党や緑の党と提携。
出典
- 1 人民議会 (東ドイツ)とは
- 2 人民議会 (東ドイツ)の概要
- 3 議事堂
- 人民議会_(東ドイツ)のページへのリンク