京都朝鮮第一初級学校への抗議
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「在日特権を許さない市民の会」の記事における「京都朝鮮第一初級学校への抗議」の解説
詳細は「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」を参照 2009年12月より、京都朝鮮第一初級学校が公園をグラウンドとして違法に占有し、近隣住民の利用を排除したことに対する抗議として、西村修平ら主権回復を目指す会の会員らとともに、「犯罪者に教育された子ども」「端のほう歩いとったらええんや」などと朝鮮学校に通う子どもを貶す街宣を学校前で行い、授業を妨害した「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」が発生した。首謀者の活動家4人が威力業務妨害などで有罪が確定(ただし全員に執行猶予がついた)し、同学校を運営する学校法人京都朝鮮学園が学校周辺での街宣禁止と賠償金を求めた民事裁判では、2013年10月7日、京都地方裁判所が「街宣は人種差別に該当し違法」と認定し、同学校から半径200mメートル以内での街宣禁止と1226万円の賠償金の支払いを命じた。同年10月19日、在特会はこれを不服として控訴。2014年7月8日、二審の大阪高裁は一審を支持し在特会側の控訴を棄却した。在特会は判決を不服として上告した。最高裁判所は京都朝鮮第一初級学校における在特会側の街宣・デモを人種差別と認め2014年12月9日付の決定で在特会側の上告を退け、学校周辺での街宣活動の禁止と1200万円余りの賠償命令が確定した。ただし裁判では朝鮮学校による公園の使用が市の許可を得ておらず、違法状態のままで継続されてきたことや、近隣住民とのトラブルの存在が事実認定されたほか、無許可で私物を設置して公園の占有を行ったことに対して当時の朝鮮学校校長が書類送検されている。2016年大阪地方裁判所で在特会による人格侵害が認められ77万円の損害倍書支払いが命じられた。2017年の二審では一審の判決を支持双方の控訴を棄却した。
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