京都万願寺1号【キョウトマンガンジイチゴウ】(野菜)
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登録番号 | 第14680号 |
登録年月日 | 2007年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | とうがらし | |
登録品種の名称及びその読み | 京都万願寺1号 よみ:キョウトマンガンジイチゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 京都府 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 南山泰宏、稲葉幸司、鈴木茂夫、中島博道、寺岸明彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の舞鶴市在来の「万願寺とうがらし」を葯培養による再分化個体から選抜して育成された固定品種であり、果実が節成りで果形が長くさび形の青果用品種である。草丈はやや高、分枝開張度は中、分枝性はやや密、第一分枝の節位は高、角度、節間長及び枝の強度は中、腋芽の発生はやや強である。葉色は緑、葉の大きさは小、葉柄の長さは短、葉面の平滑度は平滑である。未熟果の色は緑、成熟果の色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は長くさび形、果肉の厚さ及び果の大きさは中、長さは極長、太さは中、果頂部の形は尖、果面の皺は中、心室数は2、果のアントシアニン及び光沢は中、果面の条溝の深さは浅、果柄の強さ及びへた離れは中、果皮の硬さは軟、果の辛味の発現は条件で発現、着果数及び1果当り種子数はやや少である。早晩性は中である。「伏見甘長」と比較して、果が太いこと等で、「万願寺とうがらし」(舞鶴系)と比較して第一分枝の角度が広いこと、果のアントシアニンが多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に京都府農業総合研究所(亀岡市)において、出願者所有の舞鶴市在来の「万願寺とうがらし」の中から辛味果の発生の少なかった個体を選抜し、10年に京都府農業資源研究センター(相楽郡精華町)において、葯培養により再分化した個体の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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