五箇山麦屋まつり
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毎年9月23〜24日の2日間にわたり、1979年(昭和54年)より南砺市(旧 平村)下梨(しもなし)の地主神社境内にて行われる秋の収穫祭でもある祭りで、2008年(平成20年)には第30回を迎えた。前日の22日には前夜祭「麦Ya!」が、麦屋の里づくり協議会により開催され、運営は越中五箇山麦屋節保存会と下梨地区の各若手によって行われている。 本祭の日中は獅子舞が下梨集落を回り、地主神社境内では踊りの講習会(笠踊り・手踊り)、正調麦屋節のど自慢コンクール、笠踊りコンクールなども行われ、夕方には神社に獅子舞が奉納される。夕刻から夜に行なわれる舞台競演では、五箇山地区の各保存会や南砺平高等学校郷土芸能部などが、麦屋節やこの地方に伝わるこきりこ節などの五箇山民謡を披露するほか、毎年白川村萩町民謡保存会を招きご当地の民謡を披露する。舞台競演後には、「ほんまわり」といわれる観光客も参加しての総踊り(輪踊り)が地主神社境内で行われる。その後、引き続き毎年9月25日より2日間にわたり上梨(かみなし)地区にて「こきりこ祭り」が行われる。 2020年(令和2年)7月8日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、関係諸団体はこの年の開催中止を決定した。また、祭礼関係者の確保が難しくなってきたため、2021年(令和3年)よりこれまで2日間ある開催日を、1日だけとすることとなったが、2021年(令和3年)も引き続き開催が中止されることとなった。 演舞競演での主な演目 麦屋節・長麦屋節・早麦屋節・小谷麦屋節・こきりこ節・神楽舞・四つ竹節・古代神・小代神・といちんさ節・お小夜節・なげ節・五箇山追分節
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