二酸化窒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 01:48 UTC 版)
二酸化窒素(にさんかちっそ、英: nitrogen dioxide)は、NO2 という化学式で表される窒素酸化物で、常温・常圧では赤褐色の気体または液体である。窒素の酸化数は+4。窒素と酸素の混合気体に電気火花を飛ばすと生成する。環境汚染の大きな要因となっている化合物である。赤煙硝酸の赤色は二酸化窒素の色に由来している。大気中の濃度は、約0.027 ppm。二酸化窒素は常磁性の、C2v対称性を持つ曲がった分子である。二酸化窒素のルイス構造は安定している。
- ^ NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0454
- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. p. 455. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ Holleman, A. F.; Wiberg, E. "Inorganic Chemistry" Academic Press: San Diego, 2001. ISBN 0-12-352651-5.
- 1 二酸化窒素とは
- 2 二酸化窒素の概要
- 3 反応
- 4 汚染状況
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