九州新幹線部分開業と3区間の新規着工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:05 UTC 版)
「整備新幹線」の記事における「九州新幹線部分開業と3区間の新規着工」の解説
2004年3月13日、九州新幹線・新八代駅 - 鹿児島中央駅間が部分開業。開業に前後して新規着工に向けた見直し作業が行われ、2004年6月10日、与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームの合意により3区間(福井駅周辺区間の整備を含めると4区間)の新規着工区間が決定した。 北海道新幹線:新青森駅 - 新函館駅(仮称。現・新函館北斗駅)間(フル規格)→2016年開業。 北陸新幹線:富山駅 - 石動駅間および金沢駅 - 白山総合車両基地(仮称。現・白山総合車両所)間(フル規格。同時に着工済みの石動駅 - 金沢駅間もフル規格に変更)→2015年開業。 北陸新幹線:福井駅 →2005年6月4日着工、2009年2月19日完成。2015年から2018年まで暫定的にえちぜん鉄道が使用。 九州新幹線長崎ルート(西九州ルート):武雄温泉駅 - 諫早駅間(スーパー特急方式) 2005年、北海道新幹線と北陸新幹線の新規区間が着工された。長崎(西九州)ルートについては、並行在来線となる長崎本線・肥前山口駅 - 諫早駅間の沿線自治体(佐賀県江北町・鹿島市)が経営分離に反対していたため、2005年以降国の公共事業費として毎年10億円が計上されていたが着工できず、予算は消化できないという状況が続いていた。その後、2007年12月に推進派3者(佐賀県・長崎県・JR九州)による、いわゆる「三者合意」による「上下分離方式」により、JR九州が並行在来線区間を新幹線開業後20年間運行するという形で決着が図られ、2008年3月に着工認可が下り、翌4月に着工された。
※この「九州新幹線部分開業と3区間の新規着工」の解説は、「整備新幹線」の解説の一部です。
「九州新幹線部分開業と3区間の新規着工」を含む「整備新幹線」の記事については、「整備新幹線」の概要を参照ください。
- 九州新幹線部分開業と3区間の新規着工のページへのリンク