主な料理や軽食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 03:17 UTC 版)
ゾウシュンゴは、残り物の野菜を混ぜたご飯である。 エマダツィは、大きなししとうをチーズを主たる材料とするソースに入れて作る辛味のある料理であり、テキサス州やメキシコなどで食されているチリコンケソと似ている。エマダツィには普遍性があり、またブータン人がエマダツィに対して誇りを持っていることから、ブータンの国民食と呼ばれることがある。 ジャガイモを主たる材料として用いた「ケワダツィ」(ケワはジャガイモを意味する)や、きのこを用いた「シャモダツィ」、カリフラワーを用いた「コピダツィ」などの派生料理もある。その他の料理としては、ジャシャマル(鶏肉料理)、パクシャパ(唐辛子と香辛料のほか、カブ、菜っぱ、大根などの野菜とともに調理された干し豚肉)、うどんに似たトゥクパ、バスアップ、炒飯などがある。ゾンカ語で「ダツィ」と呼称される牛乳から作られたチーズは生食されず、ソースを作るために使用される。ゾエドエは東部地区で作られるダツィとは異なる種類のチーズで、スープに加えられる。ゾエドエは通常緑がかった色を呈し、強いにおいを発する。他には、チェダーチーズやゴーダチーズなどといった、西洋で作られているチーズと同じものがある。洋風チーズはブムタン県のスイスチーズ工場で作られているか、インドからの輸入品である。 大衆的な軽食としては、モモ(ブータン餃子)やシャカムイーザイ、カブゼー(小麦粉、水、及び砂糖を材料とし、揚げられる乾燥フリッター)、 shabalay 、ジュマ(スパイスマリネ風味のブータン風ソーセージ)、麺などが挙げられる。
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