主な文化遺産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 13:45 UTC 版)
「サン・ジミニャーノ歴史地区」の記事における「主な文化遺産」の解説
サン・ジョバンニ門 1262年に建造された石組の中世城塞の門。石落としも現存。一般車は通行禁止。門は全部で5つあり、他はサン・マッテオ門、クェルレチェッキーノ門、フォンティ門、サン・イアコポ門という。 ドゥオーモ広場 残っている塔のうち7つに囲まれた広場。ドゥオーモに面している街の中心地。 ドゥオーモ 1148年、ローマ教皇エウゲニウス3世が建立。シエナ学派による多数の美術品が内部にある。主聖堂と聖女フィーナの祭壇の2つの部分からなる。聖女フィーナの祭壇は15世紀にあとづけされた物でジュリアーノ・ダ・マイアーノ設計。正面は19世紀に改装されている。以下に内部の美術品を記す。『旧約聖書』- 左面壁画 バルトロ・ディ・フレーディ(イタリア語版)画 『新約聖書より(キリストの生涯)』- 右面壁画 バルナ・ダ・シエナ(イタリア語版)画 『受胎告知』、『大天使ガブリエル』 - 木像 ヤコポ・デッラ・クエルチャ 『最後の審判』 - 天井画 タッデーオ・ディ・バルトーロ(イタリア語版)画 『聖セバスティアーノの殉教』 - 天井画 ベノッツォ・ゴッツォリ画 『聖女フィーナに死の告知をする聖グレゴリウス』 、『聖女フィーナの葬儀』- 聖女フィーナの祭壇壁画 ドメニコ・ギルランダイオ画(右手告知、左手葬儀) 『聖女フィーナに死の告知をする聖グレゴリウス』 『聖女フィーナの葬儀』 チステルナ広場(イタリア語版) 13世紀に掘られた井戸を中心に広がる三角形の広場。 市立美術館 ポポロ宮殿とも呼ぶ。1288年建築、1323年に増築された市庁舎。現在残っている中で最も高い塔 (54m) を持つ建物でもある。内部が美術館となっており、ゴシック、後のフィレンツェ時代の絵画を多数収める。『ボルドーネの聖母』 コッポ・ディ・マルコヴァルト画 『十字架像』コッポ・ディ・マルコヴァルド画 『玉座の聖母子と諸聖人』ベノッツォ・ゴッツォリ画 『聖母と聖人』ピントゥリッキオ画 『受胎告知』フィリッピーノ・リッピ画 など多くの作品を収蔵。 サンタゴスティーノ教会(イタリア語版) 13世紀建築の教会。 大理石製の祭壇 ベネディット・ダ・マイアーノ作 『ニコラ』、『ルチア』、『ジミニャーノ』フレスコ セバスティアーノ・マイナルディ画 『聖アウグスティヌスの生涯』ベノッツォ・ゴッツォリ画 ロッカ 街の城砦跡。フィレンツェに組み込まれた後、コジモ1世が取り壊したが後に再建されて公園となっている。
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