中国大陸の四季
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:09 UTC 版)
詳細は「二十四節気」を参照 中国大陸にもはっきりとした四季があり、四季・季節・春夏秋冬等の漢字を発明した本家である。単純な「四季」より、中国はもっと細かい「二十四節気」が使用している。この二十四節気は宋王朝の時から日本に伝わり、今の日本でも使われている。中国大陸は名の通りに大陸性気候を基準として、季風気候・砂漠気候・寒帯気候を加えたものである。今から3000年前の『春秋左氏伝』から始め、僖公5年の「分至啓閉」という語の「啓」が立春・立夏、「閉」が立秋・立冬と考えられており、『呂氏春秋』において「立春・立夏・立秋・立冬」の語が使われていることから、戦国時代に一般化したと考えられる。立秋の時期までが暑さのピークであり、立春までの時期が寒さのピークとなる。 なお、古代中国人は一年12か月を春・夏・秋・冬の四時に分け、正月(一月)・二月・三月を春、四月・五月・六月を夏、七月・八月・九月を秋、十月・十一月・十二月を冬とした。2400年前の周では、中国の「二十四節気」が定着化した。冬至を基準に年始が置かれていたが、戦国時代になると冬至の翌々月を年始とする夏正(夏暦)が各国で採用されるようになり、これにより冬至と春分の中間点が正月すなわち春の最初の節気にあたるようになったことで「立春」と名付けられ、他の二至二分四立も春夏秋冬の名が冠せられるようになったと考えられる。
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