中上流部の整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/06 14:11 UTC 版)
市川市・鎌ケ谷市境より根郷川合流地点までの640mは、1975年(昭和50年)度より1993年(平成5年)度まで国庫補助事業として河川整備が行われた。そこより白旗橋までの440mは一級河川指定区間延長後、千葉県主導で整備が進められている。更に下流部の負担軽減を目的に、1997年(平成9年)度以降白旗橋より南山下橋付近にかけて、鎌ケ谷市中沢・市川市柏井町4丁目・船橋市藤原8丁目の3市に跨る計画面積19ha・計画貯水量101,000立方メートルもの容量をもつ大柏川第2調節池の建設事業に着手した。2006年(平成18年)度より用地取得を開始し、現在も進められている。工法は現時点では検討段階にあるが、完成すると上流部も含め時間降雨量50ミリに対応できるようになる。この大柏川第2調節池は真間川流域整備計画の変更(2004年2月)の中で、河道改修部の延伸とともに位置付けられており、千葉県真間川改修事務所のもとで整備が行われている。2014年(平成26年)度までの事業予定で、総事業費約100億円を見込んでいる。 市川市内では浜道橋より上流の元準用河川区間1,621mについて、一級河川指定を機に市川市主導の都市基盤河川改修事業として、時間降雨量50ミリに対応可能な多自然型河川改修や橋の架け替えを進めている。
※この「中上流部の整備」の解説は、「大柏川」の解説の一部です。
「中上流部の整備」を含む「大柏川」の記事については、「大柏川」の概要を参照ください。
- 中上流部の整備のページへのリンク