中三秋田店
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閉店前の中三秋田店(2008年9月21日) 現在のイオンモール秋田ウエストモール(2012年8月22日) 1994年3月、ジャスコと中三は業務・資本提携に合意。両者にてリージョナルショッピングセンターの核店舗となる、新たな百貨店業態を開発していくことになった。 提携1号店としてイオン興産が開発していたイオン下田ショッピングセンター(現在のイオンモール下田:以下 下田SC)が計画され、両者のプロジェクトが進行した。しかし、提携1号店は下田SCから秋田に変更。1997年10月にイオン秋田ショッピングセンターの2つ目の核店舗として中三秋田店はオープンした。 中三は1971年、秋田市中通二丁目の土地を買収。百貨店を建設する予定であったが、1972年に出店を断念している。出店断念から25年にして、ようやく秋田市進出が実現した。 中三秋田店(愛称として秋田中三)は郊外型百貨店の実験店舗的役割があったが、地元商工会からのクレームで当初より食品売場を設けなかったことや秋田県での知名度不足などで集客が思うように伸びなかった。成功すれば下田SCへの提携2号店の出店を計画していたが、この店舗で苦戦を強いられ、事実上断念に追い込まれている。 その後、初売りの豪華福袋や「味な北海道展」「横浜中華街展」「全国味百撰」の定期的開催、ユニクロなどの有力テナント誘致、外商部の営業力強化などによって集客や知名度も上がり2004年8月期には49億9200万円の売上を計上したが、消費低迷などにより売上は減少し一度も赤字を脱却することなく、2008年10月20日に閉店した。 2008年10月25日から2009年1月12日まで、ユニクロなど1階・2階のテナントの一部は専門店街「ウエストモール」として営業継続された。その後、改装工事が行われ既存の専門店の一部と旧・中三秋田店を「ウエストモール」として、2009年4月24日にリニューアルオープンした。 中三秋田店で開催されていた「横浜中華街展」「味な北海道展」「全国味百撰」は、担当者が中三を退職し「秋田まるごと市場」に転職したため、2009年より「秋田まるごと市場」にて「横浜中華街まつり」「大北海道まつり」「全国うまいものまつり」と名称を変更し、引き続き開催されていた。その後担当者は方向性の違いから「秋田まるごと市場」を退職。「秋田まるごと市場」での各物産展の開催は行われていない。 秋田テレビアンテナショップ「AKT情報局〜NAKASAN〜」が秋田拠点センターアルヴェから、2005年9月16日に中三秋田店1階に移転した。しかし、中三秋田店の閉店に伴い、アンテナショップはAKTハウジングセンター(秋田テレビ住宅展示場)内に2008年10月27日に移転している。
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