並行世界におけるキョウスケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:57 UTC 版)
「ATX計画」の記事における「並行世界におけるキョウスケ」の解説
『OG』における「向こう側」(シャドウミラーがいた世界)でのキョウスケは特殊部隊「ベーオウルブズ」の隊長で、階級は大尉。「ベーオウルフ」の異名を持つ。GBA版『OG2』作中では直接登場しなかったが、ラミアの発言からうかがえる人物像は、こちら側のキョウスケとさほど変わりないものであった。しかし『OGs』における『OG2』では、まったく異なる姿で登場する。その言動はキョウスケ本人の名残を残しつつも破滅的・虚無的で支離滅裂、思考は「こちら側」のアインストと酷似している。外見もアインスト側に落ちたエクセレンと同様の雰囲気を漂わせているが、エクセレンはどこか虚ろな表情だったのに対してキョウスケはただ凶悪な表情をしている。目元にはアルフィミィ同様、赤い水玉状の装飾がある。 ラミアの持つデータによれば、この「ベーオウルフ」は人知を越えた筋力、反射神経、回復能力を持ち、搭乗した機体を変貌させる異常な存在であったとされている。この設定変更に伴い、ベーオウルブズの設定もGBA版とは異なっている。この設定の登場後に制作された『無限のフロンティア』初回版のドラマCDでは詳細に描写されたほか、『OGIN』の第1話冒頭では映像化もされた。ラミアのデータにある通り、搭乗機のゲシュペンストMk-IIIを再生させたうえに巨大化させるなど、異常な存在であることが明確に描写されている。『OGs』での末路は不明だったが、ドラマCDでも『OGIN』でも機体を巨大化させたことが仇となってアクセルに敗北し、施設の自爆に巻き込まれて消息を絶っている。 『OGIN』の冒頭ではシャトル事故の際、こちら側のエクセレン同様アインスト化したことが明かされている。機体の変異に同調して自身の容姿も変化しており、白い肌と赤い目、さらには下半身がコクピットと一体化しているなど、原型を大きく逸脱した姿になっている。その覚醒と共に「向こう側」でリュウセイら仲間たちを機体もろとも殺害し、転移直前のシャドウミラーを追撃する。アクセルにアインストヴォルフのコクピットを潰されるも、最終話にて「こちら側」のノイ・レジセイアが倒された直後のホワイトスターへ転移する(その際にベーオウルフの肌や髪の色は青黒くなり、目は瞳が消えて赤のみになった他、肩からは角が生えている)と、他のアインストらやノイ・レジセイアと融合してノイヴォルフに変異し、グルンガスト・サイバスター・SRX・グレート雷門のコピー体を生み出して自身は地球へ向かうが、システムXNで地球付近へ先回りしたATXチームやアクセルと交戦する。アクセルとキョウスケを庇ったアルフィミィを倒すが、アクセルに負わされたダメージで再生が阻害されていた部分にキョウスケの一撃を喰らい、完全に消滅した。
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