世祖の中央集権とは? わかりやすく解説

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世祖の中央集権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:38 UTC 版)

李氏朝鮮」の記事における「世祖の中央集権」の解説

6代端宗(第5代文宗息子)は11歳即位したため、政治に関して官僚全て決裁する形となり王権空洞化進んだ。それに伴って他の王族勢力強くなり、たびたび宮廷闘争などが発生する様になる。その混乱の中で、文宗の弟であり端宗叔父である首陽大君巧みに勢力拡大し1455年端宗圧力をかけて王位を譲らせ、自ら国王となった世祖)。世祖反対勢力強力に排除し王権集約する軍政官制改造行い、軍強めと共に職田法導入して歳出抑えた。これらの政策地方豪族反発招き地方反乱頻発するが、世祖はこの反乱鎮圧することで中央集権体制確立させるのに成功する一方で日本とは融和政策を採り外交安定させると共に民生安定させた。しかし強権的中央集権主義により、自らに服従する功臣達を優遇し高級官僚は自らの側近固められ実力のある者も高位には就けなくなった。これらの世祖優遇され功臣達は後に勲旧派呼ばれる様になるまた、儒者の多い批判勢力牽制するために仏教優遇政策取った1467年李施愛の乱では批判勢力弾圧したが、鎮圧活躍した亀城李浚朝鮮語版)(世宗の四男臨瀛大君次男)ら王族台頭した

※この「世祖の中央集権」の解説は、「李氏朝鮮」の解説の一部です。
「世祖の中央集権」を含む「李氏朝鮮」の記事については、「李氏朝鮮」の概要を参照ください。

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