下城楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 14:50 UTC 版)
本村と坂下地区住民により伝承されている神事芸能で、400年の歴史がある。装いは、4歳から10歳までは、絣の着物に裁着袴、白鉢巻に白だすきで、背には長い「しで」を垂らしたいでたちで、両手には「こもらせ」という拍子木を持つ。11歳から15歳までは、同じ衣装だが薙刀を持つ。大人は、黒い衣装に白鉢巻と白だすきをつけ、長さ1.5m余りの棒を持ち、その内の3人は棒の先に瓢箪をつけ、烏帽子をかぶり爺さんと婆さんの面を付ける。 神幸行列は、天狗の面を付けた猿田彦大明神を先頭に、大太鼓や笛、銅(とん)拍子、鉦の囃子で神社に向かう。村の入り口で楽を披露し、神社に着くと鳥居から2列に並び、薙刀を振り回す「いりは」を行いながら進み、神殿を回る「宮巡り」が行われる。その後、境内で踊ると瓢箪が「大出来、大出来」と褒めながら踊って回り、次に「筑後振り」は「おい」の掛け声と供に鉦をチンチンと叩く『オイチンチン』踊りを奉納する。さらに「遠賀」と続き、「では」の踊りで鳥居を出て帰って行く。
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