三級刑事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:56 UTC 版)
バート・クリング シリーズ1作目の「警官嫌い」では、キャレラの助手を命じられたパトロール警官であった。その後刑事になり、87分署刑事課の面子に加わる。人違いで撃たれたり、婚約者が事件に巻き込まれて殺される(『クレアが死んでいる』)など、とことんついていない男。 ロジャー・ハヴィランド (グレゴリー・ウォルコット) ブル(Bull)とあだ名されるが、この言葉には警官を表す俗語と、大柄な人間をあらわす俗語の両方の意が込められている。粗暴な、平たく言うと暴力警官。大男で、癇癪を起こして被疑者を殴り倒したりする。また賭博を見逃す代わりに賄賂も受け取るなど、必ずしも良心的な警官とはいえない。『被害者の顔』で、犯人に突き飛ばされた弾みで商店の窓に倒れこみ、割れた窓の破片で負傷し死亡。 タカシ・フジワラ 通称はタック。分署内はおろか作中においても珍しい日系人。キャレラ(の風貌や人格)には本当の従兄弟以上に親しみを抱いており、よく「やあ、従兄の兄さん」と冗談交じりに挨拶する。これに対してキャレラも「オーハイヨー」(「おはよう」の訛り言葉)と返すのが恒例となっている。 ハル・ウィリス 警官の身体基準である身長5フィート8インチ(約170センチ)に辛うじて届いている小柄な刑事。柔術の名人である。 フランキー・ヘルナンデス プエルト・リコ系。87分署の中のプエルト・リコ系住人が多く住む地域で生まれ育った。『死にざまを見ろ』で、殺人犯に射殺される。
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