身体基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:08 UTC 版)
日本では都道府県によって基準も多少変わるが、警視庁の場合は概ね身長154cm以上、体重45kg以上としている。極度の肥満体の場合、職務の妨げになることが多く、さらに運動神経上も問題があるので採用されない。 体力が乏しい者、著しい肥満者等が除外されるため、女性警察官の平均における、身体的・運動的能力は高くなる。但し、警察官といっても特殊部隊員並みの体力や剛健な肉体は求められていないので、男女ともに体格は大半の一般人と同じである。 警察官の身体基準は軍隊や特殊部隊に比べて厳しいものではなく、自衛官より多少緩和されている。日本の場合、機動隊員やSAT隊員、SPなどは剛健な肉体の者や筋肉質な者も多いが、これらは警察官の中でも特殊な職域に入り、刑事地域交通など一般的な警察活動に従事する警察官とは性質が異なる。機動隊などに配属されている者は警察内で行われる選抜採用でさらに厳しい身体基準を問われ配属された警察官たちであり、一般の警察官の「身体基準」とは関係ない。 しかしながら、女性警察官は陸上競技能力が高いとの誤解も多い。もっとも採用試験において「身体基準」を満たすかの運動能力の試験が課されるため、その限りにおいて運動能力は担保されているとされる。
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