一般的な点群とは? わかりやすく解説

一般的な点群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 21:29 UTC 版)

分子対称性」の記事における「一般的な点群」の解説

以下の表は代表的な分子点群リスト含んでいる。構造説明原子価殻電子対反発則(VSEPR則)に基づいた分子一般的な形状である。 点群 対称操作 典型的な構造 例1 例2 例3 C1 E 非対称キラル ブロモクロロフルオロメタン リゼルグ酸 Cs E σh 鏡面その他の対称性はない 塩化チオニル 次亜塩素酸 クロロヨードメタン Ci E i 反転中心 anti英語版)-1,2-dichloro-1,2-dibromoethane C∞v E 2C∞ σv 直線フッ化水素 一酸化二炭素 D∞h E 2C∞ ∞σi i 2S∞ ∞C2 反転中心を持つ直線酸素 二酸化炭素 C2 E C2開いた本の形状」、キラル 過酸化水素 C3 E C3 プロペラキラル トリフェニルホスフィン C2h E C2 i σh 反転中心を持つ平面状 trans-1,2-ジクロロエチレン C3h E C3 C32 σh S3 S35 プロペラ ホウ酸 C2v E C2 σv(xz) σv'(yz) 屈曲型 (H2O) あるいはシーソー型 (SF4) 四フッ化硫黄 フッ化スルフリル C3v E 2C3 3σv 三角錐 アンモニア 塩化ホスホリル C4v E 2C4 C2v 2σd 四角錐 四フッ化酸化キセノン C5v E 2C5 2C52 5σv 「スツール」型錯体 Ni(C5H5)(NO) コランニュレン D2 E C2(x) C2(y) C2(z) ねじれ、キラル シクロヘキサンねじれ舟形配座 ビフェニル D3 E C3(z) 3C2 三重らせんキラル 塩化トリス(エチレンジアミン)コバルト(III)カチオン英語版アセチルアセトンマンガン (III) D2h E C2(z) C2(y) C2(x) i σ(xy) σ(xz) σ(yz) 反転中心を持つ平面エチレン 四酸化二窒素 ジボラン D3h E 2C3 3C2 σh 2S3 3σv 平面三角形あるいは三角両錐 三フッ化ホウ素 五塩化リン D4h E 2C4 C2 2C2' 2C2 i 2S4 σh 2σv 2σd 平面四角形 四フッ化キセノン オクタクロロ二モリブデン(II)酸アニオン D5h E 2C5 2C52 5C2 σh 2S5 2S53 5σv 五角形 ルテノセン C70 D6h E 2C6 2C3 C2 3C2' 3C2‘’ i 2S3 2S6 σh 3σd 3σv 六角形 ベンゼン ビス(ベンゼン)クロム D7h E C7 S7 7C2 σh 7σv 七角形 トロピリウム (C7H7+) カチオン D8h E C8 C4 C2 S8 i 8C2 σh 4σv 4σd 八角形 シクロオクタテトラエニド (C8H82−) アニオン ウラノセン D2d E 2S4 C2 2C2' 2σd 90°ねじれ アレン 四硫化四窒素 D3d E C3 3C2 i 2S6d 60° ねじれ エタン(ねじれ形回転異性体シクロヘキサンのいす型配座 D4d E 2S8 2C4 2S83 C2 4C2' 4σd 45°ねじれ デカカルボニル二マンガン(ねじれ形回転異性体) D5d E 2C5 2C52 5C2 i 3S103 2S10 5σd 36°ねじれ フェロセン(ねじれ形回転異性体S4 E 2S4 C2 テトラフェニルホウ酸(英語版アニオン Td E 8C3 3C2 6S4 d 正四面体 メタン 五酸化二リン アダマンタン Oh E 8C3 6C2 6C4 3C2 i 6S4 8S6 3σh 6σd 正八面体あるいは立方体 キュバン 六フッ化硫黄 Ih E 12C5 12C52 20C3 15C2 i 12S10 12S103 20S6 15σ 正二十面体 バックミンスターフラーレン B12H122−(英語版ドデカヘドラン

※この「一般的な点群」の解説は、「分子対称性」の解説の一部です。
「一般的な点群」を含む「分子対称性」の記事については、「分子対称性」の概要を参照ください。

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