一度だけのつもりが、CDデビューへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:15 UTC 版)
「きいやま商店」の記事における「一度だけのつもりが、CDデビューへ」の解説
元々は彼ら3人は、別々のバンドで音楽活動をしていたが、リョーサとマストの父が崎枝家の長男であり、崎枝家の仏壇を守っていた。その仏壇を守っていた役を、九州に住んでいた長男の長男であるリョーサが石垣島に戻り、仏壇を守らなくてはいけないという事態となる。もともとリョーサは「3バンドで何か出来ないか?」と思っていたが、中々その機会が無く、石垣島に戻る前にリョーサが東京にいただいちゃんとマストに、「僕が東京に行くから最後に3人で何かやろう」という話を持ちかける。『最後だから記念に何かやりたい』と思い、『最初で最後のつもり』で、2008年8月 に、東京の沖縄居酒屋で、ほぼ身内のお客さん 40人くらいを前にミニライブを開催した。尚、そのライブを行った後も、メンバーはこのグループを継続的に続けようという思いは全くなく、またメンバーがそれぞれ別のバンドで活動していたこともあり、その1回限りで解散となった。またライブも3時間行われたうち、新曲を2曲「さよならの夏」「きいやま商店のテーマ」、各所属バンドの持ち歌を含め計10曲以上歌われたが、歌う以外の残り時間は殆ど喋っていたという内容であった。しかし、このライブがその後、地元石垣島で話題となる。 その数ヶ月後、石垣島で従兄弟の結婚式があり、たまたま3人が揃った際「せっかくだから、石垣島でライブしよう」という話になり、ライブを行ったところ、相当な反響を得ることとなる。また本格的な活動までの間、半年に1度のペースで大阪や名古屋でライブを行なったり、3人の出身校である沖縄県立八重山高等学校の卒業生によって行われる同窓会『尚志会』にて、3組しかバンドが出演出来ない中、実行委員の友人の(「絶対にダメだ」との反対意見もある中、「絶対に面白いから」と半ばゴリ押し状態での)強烈な推薦によりきいやま商店が出演しライブを行ない、自主製作CDを100枚製作し販売を行なったりした。その後、尚志会の出席者がバンドを「面白い」と評判を広めてくれたりした。 本格的なグループの活動までは、最初のライブより丸2年以上空くこととなった が、その後沖縄の学校法人大庭学園の教員であるリョーサの同級生が、先の「尚志会」で観たきいやま商店を見たのが縁で「学校のCMソングを作って欲しい」と依頼される。CM曲起用にあたり、急遽CDを作ることになる。始めは1曲だけ録音するつもりが「もったいないから」「記念のつもりで」とそれぞれのバンドでやっていた曲を寄せ集めた 6曲入りのミニアルバムを制作、2010年11月17日にファーストアルバムとして『さよならの夏』をリリースした。その後、アルバムの収録曲「あの頃」が、学校のCM曲に抜擢される。 アルバムリリース後、「せっかくCD作ったからライブを回ろう」ということになり、マストのバンドから得られたコネクションを使い、全国津々浦々ライブハウスを回ると、各地行ったらどこも満員で、大盛況となる。
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