ワールド3 海底編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 05:00 UTC 版)
「ドラえもん (ファミコン)」の記事における「ワールド3 海底編」の解説
サイドビュー方式かつ画面切替方式のアクション面。これまでに助けたのび太(水泳が苦手なので浮き輪を付けている)、スネ夫、ジャイアンが再び囚われ、その3人を救出しなければならなくなる。救出した3人で鬼岩城の門を開け、鬼岩城のボスであるポセイドンからしずかを救出することが目的。 武器は水圧砲で、2連射が可能。また方向キーの操作で水面からジャンプすることもでき、下から勢いをつけることで高く跳ぶことができる。画面が切り替わっても勢いは蓄積されており、後述の宝箱の中には一画面下の位置から上り続けて、高くジャンプしなければ届かない場所もある。 「とりよせバッグ」「通りぬけフープ」「鍵」「お守り」などのアイテムが登場し、ドラえもんはこれらのアイテムを手でつかんで持ち運ぶ。宝箱から助けた3人の仲間もアイテム扱いとなり、1画面内には、仲間救出直後を除き3つまでのアイテムおよび仲間を配置できる。とりよせバッグを持っていると、他のアイテムおよび仲間を2つまで一緒に運ぶことが可能。前述の4大アイテムの場所は固定であるが、アイテムの種類はランダムである。 一定時間、同じ画面に留まると「ユーレイ」が出現し、画面内にあるアイテム(とりよせバッグ除く)・仲間や敵の中から1つをどこかの別の画面へと持ち去ってしまう。 8個ある宝箱のうち、仲間が入った3個以外(=残りの5個)には敵キャラ「ドラゴン(説明書では海ヘビ)」が配置されている。この敵は画面を切り替えても消滅せず、時間の経過と共に他の画面へ移動し続けるため、早期に倒さなければ非常に厄介な存在となる。通常攻撃では倒せず、撃破には「お守り」が必須となる。「お守り」を所持しドラゴンの頭部に接触すれば一撃で倒せる。宝箱のほか、鬼岩城内部にはドラゴンが配置された部屋が3カ所ある(このエリアでは倒しても画面切り替えで復活するが、他の画面へ移動してこない)。 深海及び通り抜けフープで開けられる先の隠し部屋に入るとBGMが変化する。 このワールドは、プレイヤーおよび敵ともにダメージ後の無敵時間が存在しない。ダメージを受けた隙に敵の間を潜り抜けるということもできない(そのような仕組みのため、場所によっては、いわゆる「ハマり」状態になることもある)。大ダコのように、ダメージを受けながら攻撃しないとまず倒せない敵もいる。 ダイヤおよび金塊を累計20個取ると、ガイコツとドラやきが乱れ飛ぶ拷問部屋(『マイティボンジャック』に類似のイベントがある)に飛ばされる。ドラやきを20個(ライフは回復しない)を入手するか60秒間経過すると脱出できるほか、1ミスしても脱出できる。ダイヤおよび金塊の取得数は、宝箱の仲間を救出するとリセットされる。 通りぬけフープはマップ内の壁の一部を消滅させることができる。この壁はマップを移動すると再び塞がってしまい、壁の外側に通りぬけフープを置いたまま部屋の中に入ると閉じ込められてしまう可能性があるため、海底編では体力がなくなり1ミスすると、復活する場所は通りぬけフープのある場所からとなっている。つまり逆を言えば本来の用途である「壁の一部を消滅=原作における壁の通り抜け」以外に再スタート時のマーキングという裏の役目を果たす為終盤まで重要アイテムとなる。
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