ロシア国内の抗議運動での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:08 UTC 版)
「プトラー」の記事における「ロシア国内の抗議運動での使用」の解説
「Путлер Капут!」(「プトラー カプート!」)というスローガンの一部などとして、プーチンに対する反対者から使用される(「Капут」(カプート)とはドイツ語「kaputt」からの借用語で、「壊れた」「もう終わり」「破滅した」「やられた」などの意味合いをもつ)。このスローガンは、2009年に法的問題となったことで知名度が高まった。2009年1月31日にウラジオストクでロシア連邦共産党が主催した集会の参加者の1人が、中古車の輸入に関する新しい関税に反対して、「Путлер Капут!」と書かれたプラカードを掲げた。このプラカードについて、ウラジオストク検察庁は党の地域委員会に警告を発した 。同地域委員会は、公式ウェブサイトに以下のような文章を掲載した。 このスローガンの作者は、「プトラー」という自動車事業に従事する特定の人物を念頭に置いていました。彼は、外国車の輸入関税の増加により困窮していました。この状況のために、彼は仕事と彼の大家族の生活を支える収入を失いました。そして彼はこの地域の他の何千人もの住民と同様に、沿海地方を離れるつもりです。沿海地方では、生活や仕事がまったく不可能です。 2009年4月に、このスローガンは公的に禁止された。法科学を専門とするロシア連邦法務省のプリモルスキー研究所は、このスローガンは「国家権力の代表としてのプーチンの人格や活動についての明白な感情的評価を抱いており、攻撃的なものである」としている 。 このスローガン「Putler kaput」は、2011年12月4日の衆議院選挙と2012年の大統領選挙に関連して開催されたモスクワの野党集会での抗議行動でも使用された 。
※この「ロシア国内の抗議運動での使用」の解説は、「プトラー」の解説の一部です。
「ロシア国内の抗議運動での使用」を含む「プトラー」の記事については、「プトラー」の概要を参照ください。
- ロシア国内の抗議運動での使用のページへのリンク