レンズによるボケの違いとは? わかりやすく解説

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レンズによるボケの違い (ボケ味)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 07:25 UTC 版)

ボケ (写真)」の記事における「レンズによるボケの違い (ボケ味)」の解説

ボケ表現用いた場合背景 (および前景) のボケ風合いは、撮影時設定が同じであっても使用されるレンズによって異なってくる。 ぼけた像が具体的にどのようになるかは、(背景にある)被写体の、ピントから外れた場所におけるある点像が、フィルムまたは撮像素子上にどのような広がりをもって写し出されるかによる。平面から平面に移るピント合った像とは異なりボケの像はレンズ設計によって千差万別であり、レンズ個性ともとらえられる個々レンズボケ風合いのことをボケ味称するボケと言われることもあるが、これは「味」を「足」と聞き間違えたことによる誤用思われる。ただし、ボケ深さを足の長さと言う意味合いから捉え積極的にボケと言う言葉用いることもある)。 点像が、なだらかな広がりをもった像に移らないと、棒状の物体が2本に分かれたり(二線ボケ)、甚だしく具合の違う複数ボケゴースト状に重なって写りこむこのような現象は、ある程度高解像度映像を、拡大表示なければ意識的に捉えられることはない。しかし、なんとなく「ガチャガチャとした感じ」になることから、特に芸術写真場合には、かなり低解像度な状態でプリントした場合でも確実に閲覧者心理的影響与える。このようなレンズボケ味が悪いと表現される一般にズームレンズなどでは良いボケ味を得るのが難しく前述のような現象嫌って単焦点レンズにこだわる人もいる。また、二線ボケなどの現象発生していない状態をボケ味がなめらかであると称するレンズによっては、背景同心円状歪み生じことがある。主にレンズ焦点距離位置最短距離側あるいはF値開放撮影するとこの現象起き易くなる。この現象は、渦巻き収差非点収差)と呼ばれる特異なボケ得られる例に、反射光学系がある。点像が反射鏡形状反映し明確なリング状になるため、リング状のボケ得られる

※この「レンズによるボケの違い (ボケ味)」の解説は、「ボケ (写真)」の解説の一部です。
「レンズによるボケの違い (ボケ味)」を含む「ボケ (写真)」の記事については、「ボケ (写真)」の概要を参照ください。

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