レッドXIII / ナナキ (Red XIII / Nanaki)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:01 UTC 版)
「ファイナルファンタジーVIIの登場人物」の記事における「レッドXIII / ナナキ (Red XIII / Nanaki)」の解説
48歳(人間に換算すると15-16歳) コスモキャニオン出身 声 - 市村正親(FF VII AC)→山口勝平(FF VII R) 赤い毛に覆われ、尾に炎をともし、非常に長い寿命を持ち、人語を話すことができる4足歩行の種族。姿形は狼や虎に近い。神羅ビル内の研究所に、宝条によって実験サンプルとして捕らえられていた。なお、レッドXIIIとは体毛が赤いことと、サンプルに対してつけていた連番に基づいて宝条がつけたコードネームであり、本名はナナキという。初登場の際には、絶滅の危機にある種を残すための実験としてエアリスの交配相手に選ばれていたが、彼自身にその意思はなく救出後には「……私にも選ぶ権利がある。二本足は好みじゃない」とはっきりと否定の意思を示している。簪や髪飾りをつけて戦意を高め、敵に向かって体当たりするという戦い方をする。 コスモキャニオンの長老ブーゲンハーゲンを「じっちゃん」と呼び慕っている。『BC FF VII』ではディネというメスの仲間が存在している。 表面上は48歳という年齢を利用して一人称が「私」のクールで理知的な性格の大人を演じているが、実際は一人称が「オイラ」の元気で子供っぽい性格の大人になりたい年頃の少年である。幼い頃にコスモキャニオンを宿敵ギ族に襲撃された際に母は殺害され、父セトは行方不明となった。それ以降、父のことを皆を見捨てた裏切り者だと考え、「腑抜け」と呼び蔑むようになった。そうした経緯もあって早く大人になって皆を守れるようになりたいと考え、実際にはまだ幼いにもかかわらず、クラウド達と出会って帰郷するまでの間背伸びして冷静・理知的な大人を演じていた。 後に、ブーゲンハーゲンにより父が谷の裏手で独り戦っていたという真実を知らされてからは、自分に素直になって年相応の振る舞いを見せるようになる。しかし、早く大人になりたいという願望はその後も残り続けたようである。 なお作中には、宝条によって実験を施され、自分と同じようにナンバーを与えられた実験体たちが異常な行動を取るのをみて、自分もおかしくなってしまうのではないかと不安に駆られるシーンもあるが、結局その心配は杞憂に終わった。実際には、エアリスの古代種としての種の保存のために宝条が選び出した、交配実験用の相方でしかなかったようである。そんなエアリスともその後は旅の仲間として友好な関係を築きあげ、エアリスに鼻を撫でられるのが好きだった事を飛空艇でクラウドに打ち明けている。 『FF VII AC』では一言しか喋っていない。話し方や雰囲気も『FF VII』の時と比べると少々大人びている。『FF VII ACC』ではセリフの追加こそされていないが、若々しい演技に修正されている。『DC FF VII』においては、エンディングムービーのワンシーンにしか登場しておらず、『FF VII』のパーティキャラクター(エアリスは除く)の中で唯一セリフが一言もない。 『FF VII』のエンドロール後および『FF VII AC』の冒頭において、2匹の子供を連れてミッドガル近辺の絶壁を訪れる500年後の姿が登場するが、それに至る経緯については一切言及されていない。
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