レイテ島からのハガキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:47 UTC 版)
「探偵!ナイトスクープ」の記事における「レイテ島からのハガキ」の解説
2011年1月7日放送。探偵は田村裕。大阪府在住の65歳の男性からの依頼。亡母の遺品を整理していたところ、太平洋戦争中に戦死した依頼者の父親が戦地から送ってきた手紙が発見された。結婚後すぐに出兵し、依頼者が生まれる前に死んだ父の手紙の文面に「身重であるお前」と読めそうな部分があるが、父は母が自分を身篭っていたことを知っていたのかを調べてほしいという内容。ハガキは劣化していた上に文字が擦り潰れて判読は難しかったが、奈良文化財研究所で分析・解読をしたところ、判読がしやすい鉛筆で書かれていたことが幸いし、ほぼ全文の判読に成功した。その結果、該当部分は「身重であるお前」に間違いないと結論付けられた。根拠として、手紙の最後に辞世の和歌が詠まれており、その中に「妊娠の妻」という言葉を判読できたことが挙げられ、妊娠中の妻を気遣った内容であるという結果が出た。スタジオ中が感動に包まれ、西田局長に至っては依頼文の時点で既に涙を流していた。DVD Vol.15に収録。第48回ギャラクシー賞テレビ部門受賞。
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