ルーマニア/イスラエル/クロアチア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:15 UTC 版)
「MiG-21 (航空機)」の記事における「ルーマニア/イスラエル/クロアチア」の解説
MiG-21RFM FAR MiG-21RFM #710 ルーマニアのMiG-21PFはこの名称で呼ばれた。 MiG-21RFM-M ルーマニアのMiG-21PFMはこの名称で呼ばれた。 MiG-21-2000 イスラエルで開発された近代化改修機。ウガンダがポーランドより購入したMiG-21bisを購入した際この規格に改修して配備した他、ザンビア、エチオピアも改修したとされる。ラオスは契約は結んだものの、経済的な理由から中止された。なお、イスラエルは商業上の戦略から当初よりルーマニアと共同開発したように装っていたが、実態はそうではなかった。イスラエルのこうした販売努力にも拘らず、販売は順調には行っていない模様である。 MiG-21MランサーA MiG-21MFランサーA FAR MiG-21MF LANCER A #7701, 2001 MiG-21-2000の技術を用いたルーマニアの近代化改修機で、主に対地攻撃を行うとされる。R-25-300エンジンを搭載している。MiG-21-2000の違いはアビオニクスに国産のものが使用されていることにある。改修点は、EL/M-2001B測距レーダーの搭載、DASHヘルメット照準装置への対応、ライトニング目標指示ポッドへの対応、EL/L-8222R ECMポッドへの対応、PlESSEY敵味方識別装置の搭載、SAIMSフライトレコーダの搭載、DTSデータ転送システムの搭載、LISA-4000EBナビゲーションシステムの搭載、ELOP921ヘッドアップディスプレイの搭載、SPS-20レーダー警報受信機の搭載、LM52-M2発射器の搭載、ACR435/430 UHF/VHFラジオの搭載、TAAS/IMIチャフ・フレアディスペンサーの搭載、多機能カラーディスプレイ1機の搭載などによるグラスコックピット化、マジック2・オファー赤外線誘導爆弾の運用能力の付加などである。 MiG-21UMランサーB LANCER I規格に改修されたルーマニアのMiG-21UM。 MiG-21MランサーC LANCER I規格に準じたルーマニアの近代化改修機で、防空任務により適した仕様となっている。レーダーはEL/M-2032を搭載。また、マジック2・パイソン3・R-73などの短距離AAMに対応した。 MiG-21MFランサーC LANCER II規格に改修されたルーマニアのMiG-21MF。 MiG-21MF-75ランサーC LANCER II規格に改修されたルーマニアのMiG-21MF-75。 MiG-21bisランサーⅢ MiG-21bisに対する近代化改修機で、フルバージョンのものの販売実績がない。 MiG-21bisD クロアチアのMiG-21bis LAZURの改修機で、ルーマニアのLANCER III規格の簡易型。 MiG-21UMD ルーマニアで改修されたクロアチアのMiG-21UM近代化改修機。 MiG-21-2000(ショックコーンは外した状態) MiG-21MF LANCER A MiG-21UM LANCER B MiG-21MF-75 LANCER C MiG-21bisD MiG-21UMD
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