リース車の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 11:31 UTC 版)
「京成3100形電車 (初代)」の記事における「リース車の動向」の解説
1997年(平成9年)6月上旬に千葉急行にリースされていた3125 - 3128が京成に返却されて廃車になり、その代替として3150形3151 - 3154が新規にリースされた。これにより、赤電片扉車でアルミ製塗装仕上げ扉の車両は消滅した。同時に当形式の上野寄り先頭車も消滅し、3121・3122の成田空港寄りユニットを残すのみになった。 1998年3月末には千葉急行にリースされていた3121・3122の上野寄りユニットの3157・3158も3161・3162に替わって京成に返却され廃車された。3121・3122は、検査期限延長試験車として12月上旬まで使用することになった。3161・3162は前述の社名表記変更・帯色変更をせずに京成仕様のままでリースされ、異形式・異色編成となった。 1998年10月1日に千葉急行電鉄は会社解散し、施設は一括して京成電鉄に譲渡され、路線名も千原線となった。千葉急行にリースされていた車両は全車が京成に返却され、千葉急行の社名表記のみ消して(帯色は千葉急行のまま)引き続き使用されることになった。その時点で3121・3122も千葉急行へのリース車として在籍していたため、京成では形式消滅した当形式が2年半振りに京成に戻り運用に入った。 前述した検査期限延長試験が終了した1998年12月上旬に3121・3122は廃車され、当形式はこれで完全消滅となった。当形式の消滅により、ベージュ色デコラの内装を持つ車両、ユニット間に妻窓を持つ車両、吊り革支え棒が普通鋼製塗装である車両、座席下蹴込板が鋼製塗装である車両は姿を消した。 3121・3122は、前述したように1970年には側扉の小窓ステンレス扉化、1982年2月から3月には行商専用車への使用、1987年夏には3100形初の冷房搭載車、1991年3月29日には定期列車として初めて京浜急行電鉄三崎口駅乗り入れ列車に充当され、他の編成の4連と組成され8連で運用し、1996年春には3150形と混結し千葉急行へリースされたなど、変化の多かった車両でもある。
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