ランナウェイ_(オフコースの曲)とは? わかりやすく解説

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めぐる季節

(ランナウェイ_(オフコースの曲) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 07:27 UTC 版)

「めぐる季節 / ランナウェイ」
オフ・コースシングル
初出アルバム『SONG IS LOVE
A面 めぐる季節 MEGURU-KISETSU
B面 ランナウェイ RUN AWAY
リリース
規格 7"シングルレコード
録音
  • 1976年8月15日 – 9月2日 (1976-08-15 – 1976-09-02)
  • ROCKWELL KITCHEN in Hakone
ジャンル
時間
レーベル EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI
作詞・作曲
プロデュース
  • 武藤敏史
  • 小田和正
  • 鈴木康博
オフ・コース シングル 年表
  • めぐる季節 / ランナウェイ
  • (1976年 (1976)
SONG IS LOVE 収録曲
SIDE A
  1. ランナウェイ
  2. ピロートーク
  3. こころは気紛れ
  4. ひとりで生きてゆければ
  5. ひとりよがり
  6. 青春
SIDE B
  1. めぐる季節
  2. おもい違い
  3. 青空と人生と
  4. 恋はさりげなく
  5. 冬が来るまえに
  6. 歌を捧げて
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「めぐる季節」のジャケット撮影が行われたホテルニューグランド(横浜・山下町

めぐる季節 / ランナウェイ」(めぐるきせつ ランナウェイ)は、1976年10月5日 (1976-10-05)に発売されたオフコース(当時の表記はオフ・コース)通算9枚目のシングル

解説

「めぐる季節」、「ランナウェイ」両曲ともアルバムSONG IS LOVE[注釈 1]の先行シングル曲で、アルバム収録曲と同内容。

「めぐる季節」では、プロデューサー武藤敏史の要請により、大間ジローと同じくザ・ジャネットの元メンバー松尾一彦がハーモニカでレコーディングに初参加。松尾は『SONG IS LOVE』[注釈 1]のアルバム・レコーディングにも引き続き参加する。後に武藤は、以下のように振り返っている。

明るい曲調の「眠れぬ夜[注釈 2]から静かな曲調の「ひとりで生きてゆければ[注釈 3]。そしてまた明るい感じの「めぐる季節」へと、オフコースの真髄を少しずつ出しながら、この辺りまでは多少試行錯誤を繰り返していたと、今になると言えるような気がする。言葉をかえれば、自分たちのやりたい音楽の線を崩さず、キープしつづけながら、より多くの人たちに楽しんでもらえる、ポピュラー性のあるものをいかに表現していくか、オフコースにとってはそんな時期であったと思う[1]

同曲は後にリバイバルマックスファクターのCMソングに使用された。

「ランナウェイ」は後に、歌詞が一部変更されたのに加え[注釈 4]、オリジナルよりロック色の強いアレンジでライブ・アルバムLIVE[注釈 5]に収録された。さらにその後、同曲は鈴木康博がアルバム『BeSide[注釈 6]セルフカバーした。解説で鈴木は「『のがすなチャンスを』と共に派手なイメージがあって、ライブの見せ場的場面転換の曲としてよく使った。Aメロのリズムがイキ」[2]と書いている。

パッケージ、アートワーク

シングル「風に吹かれて[注釈 7]までの全アルバムおよびシングルに継続使用された“SONG IS LOVE”を併せたデザインによるグループ名のロゴは、本作ではじめて登場した。ジャケットは横浜ホテルニューグランドのレストランで撮影されたもの。レストランはその後も営業を続け、ジャケットに映る窓もそのまま残っている。

収録曲

歌:オフ・コース OFF COURSE

SIDE A

  1. めぐる季節   MEGURU-KISETSU  – (3'55")
    作詞 · 作曲:小田和正、編曲:オフ・コース

SIDE B

  1. ランナウェイ   RUN AWAY  – (4'17")
    作詞 · 作曲:鈴木康博、編曲:オフ・コース

レコーディング・メンバー

めぐる季節

ランナウェイ

スタッフ

  • プロデュース : 武藤敏史、小田和正、鈴木康博

リリース日一覧

地域 タイトル リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 めぐる季節 / ランナウェイ 1976年10月5日 (1976-10-05) EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7"シングルレコード ETP-10081
2020年6月3日 (2020-06-03) USM JAPAN / UNIVERSAL MUSIC LLC
CD
UPCX-4230 デビュー・シングル『群衆の中で / 陽はまた昇る』からラスト・シングル『夏の別れ / 逢いたい』までを収録した全36枚組CD BOXコンプリート・シングル・コレクションCD BOX』(UPCY-9918)の中の1タイトル。発表当時のアナログ7インチ・シングルのアートワークを再現した12cm紙ジャケット仕様CD。

カヴァー

めぐる季節

脚注

注釈

  1. ^ a b SONG IS LOVE』 1976年11月5日 (1976-11-05)発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72212
  2. ^ 眠れぬ夜 / 昨日への手紙」 1975年12月20日 (1975-12-20)発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP-20214
  3. ^ ひとりで生きてゆければ / あいつの残したものは」 1976年5月5日 (1976-05-05)発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP-20259
  4. ^ コンサート開催時期に合わせ(1980年2月5日 (1980-02-05)新宿厚生年金会館)、3番目のサビでは“冬はもうすぐそこ”を“春はもうすぐそこ”に変えて歌っている(ブックレット掲載の歌詞も、同じく変更されている)。
  5. ^ LIVE』 1980年5月5日 (1980-05-05)発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 2LP:ETP-60380/1
  6. ^ 鈴木康博BeSide』 1996年10月23日 (1996-10-23)発売 ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR CD:BVCR-772
  7. ^ 風に吹かれて / 恋を抱きしめよう」 1979年6月5日 (1979-06-05)発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP 10583

出典

  1. ^ 『オフコース / Three and Two』株式会社八曜社、1979年、235-239頁。 
  2. ^ 『BeSide』(12cmCD)鈴木康博、ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR、1996年。BVCR-772。 

外部リンク

オフコース
その他



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