めぐる季節
(ランナウェイ_(オフコースの曲) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 07:27 UTC 版)
「めぐる季節 / ランナウェイ」 | |||||||
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オフ・コース の シングル | |||||||
初出アルバム『SONG IS LOVE』 | |||||||
A面 | めぐる季節 MEGURU-KISETSU | ||||||
B面 | ランナウェイ RUN AWAY | ||||||
リリース | |||||||
規格 | 7"シングルレコード | ||||||
録音 |
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ジャンル | |||||||
時間 | |||||||
レーベル | EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI | ||||||
作詞・作曲 | |||||||
プロデュース |
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オフ・コース シングル 年表 | |||||||
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「めぐる季節 / ランナウェイ」(めぐるきせつ ランナウェイ)は、1976年10月5日オフコース(当時の表記はオフ・コース)通算9枚目のシングル。
に発売された解説
「めぐる季節」、「ランナウェイ」両曲ともアルバム『SONG IS LOVE』[注釈 1]の先行シングル曲で、アルバム収録曲と同内容。
「めぐる季節」では、プロデューサー武藤敏史の要請により、大間ジローと同じくザ・ジャネットの元メンバー松尾一彦がハーモニカでレコーディングに初参加。松尾は『SONG IS LOVE』[注釈 1]のアルバム・レコーディングにも引き続き参加する。後に武藤は、以下のように振り返っている。
明るい曲調の「眠れぬ夜」[注釈 2]から静かな曲調の「ひとりで生きてゆければ」[注釈 3]。そしてまた明るい感じの「めぐる季節」へと、オフコースの真髄を少しずつ出しながら、この辺りまでは多少試行錯誤を繰り返していたと、今になると言えるような気がする。言葉をかえれば、自分たちのやりたい音楽の線を崩さず、キープしつづけながら、より多くの人たちに楽しんでもらえる、ポピュラー性のあるものをいかに表現していくか、オフコースにとってはそんな時期であったと思う[1]。
同曲は後にリバイバルでマックスファクターのCMソングに使用された。
「ランナウェイ」は後に、歌詞が一部変更されたのに加え[注釈 4]、オリジナルよりロック色の強いアレンジでライブ・アルバム『LIVE』[注釈 5]に収録された。さらにその後、同曲は鈴木康博がアルバム『BeSide』[注釈 6]でセルフカバーした。解説で鈴木は「『のがすなチャンスを』と共に派手なイメージがあって、ライブの見せ場的場面転換の曲としてよく使った。Aメロのリズムがイキ」[2]と書いている。
パッケージ、アートワーク
シングル「風に吹かれて」[注釈 7]までの全アルバムおよびシングルに継続使用された“SONG IS LOVE”を併せたデザインによるグループ名のロゴは、本作ではじめて登場した。ジャケットは横浜ホテルニューグランドのレストランで撮影されたもの。レストランはその後も営業を続け、ジャケットに映る窓もそのまま残っている。
収録曲
- 歌:オフ・コース OFF COURSE
SIDE A
- めぐる季節 MEGURU-KISETSU – (3'55")
- 作詞 · 作曲:小田和正、編曲:オフ・コース
SIDE B
- ランナウェイ RUN AWAY – (4'17")
- 作詞 · 作曲:鈴木康博、編曲:オフ・コース
レコーディング・メンバー
めぐる季節
- 小田和正 – リード・ボーカル、コーラス、 エレクトリック・ピアノ、 フルート、 モーグ・シンセサイザー
- 鈴木康博 – ボーカル、コーラス、 エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、 ガット・ギター、 トライアングル
- 大間ジロー – ドラムス、タンバリン
- 小泉良司 – エレクトリック・ベース
- 松尾一彦 – ハーモニカ
ランナウェイ
- 鈴木康博 – リード・ボーカル、コーラス、エレクトリック・ギター、カバサ、 木魚
- 小田和正 – ボーカル、コーラス、エレクトリック・ピアノ、アコースティック・ピアノ、モーグ・シンセサイザー
- 大間ジロー – ドラムス、カウベル、ボンゴ、シェーカー
- 小泉良司 – エレクトリック・ベース
スタッフ
- プロデュース : 武藤敏史、小田和正、鈴木康博
リリース日一覧
地域 | タイトル | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 | 備考 |
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日本 | めぐる季節 / ランナウェイ | 1976年10月5日 | EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI | 7"シングルレコード | ETP-10081 | |
2020年6月3日 | USM JAPAN / UNIVERSAL MUSIC LLC |
CD
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UPCX-4230 | デビュー・シングル『群衆の中で / 陽はまた昇る』からラスト・シングル『夏の別れ / 逢いたい』までを収録した全36枚組CD BOX『コンプリート・シングル・コレクションCD BOX』(UPCY-9918)の中の1タイトル。発表当時のアナログ7インチ・シングルのアートワークを再現した12cm紙ジャケット仕様CD。 |
カヴァー
めぐる季節
脚注
注釈
- ^ a b 『SONG IS LOVE』 1976年11月5日 発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72212
- ^ 「眠れぬ夜 / 昨日への手紙」 1975年12月20日 発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP-20214
- ^ 「ひとりで生きてゆければ / あいつの残したものは」 1976年5月5日 発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP-20259
- ^ コンサート開催時期に合わせ(1980年2月5日新宿厚生年金会館)、3番目のサビでは“冬はもうすぐそこ”を“春はもうすぐそこ”に変えて歌っている(ブックレット掲載の歌詞も、同じく変更されている)。 、
- ^ 『LIVE』 1980年5月5日 発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 2LP:ETP-60380/1
- ^ 鈴木康博『BeSide』 1996年10月23日 発売 ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR CD:BVCR-772
- ^ 「風に吹かれて / 恋を抱きしめよう」 1979年6月5日 発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI 7":ETP 10583
出典
外部リンク
- オフコース
-
- めぐる季節 / ランナウェイ – Discography
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