モナリザ (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 15:03 UTC 版)
モナリザ | |
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Mona Lisa | |
監督 | ニール・ジョーダン |
脚本 | ニール・ジョーダン デヴィッド・リーランド |
製作 | パトリック・カサヴェッティ スティーヴン・ウーリー |
製作総指揮 | ジョージ・ハリスン デニス・オブライエン |
出演者 | ボブ・ホスキンス キャシー・タイソン マイケル・ケイン |
音楽 | マイケル・ケイメン |
主題歌 | ナット・キング・コール 『モナ・リザ』 |
撮影 | ロジャー・プラット |
編集 | レスリー・ウォーカー |
製作会社 | ハンドメイド・フィルムス パレス・プロダクション |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 104分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
興行収入 | ![]() ![]() |
『モナリザ』(Mona Lisa)は、1986年のイギリスの犯罪映画。監督はニール・ジョーダン、出演はボブ・ホスキンス、キャシー・タイソン、マイケル・ケインなど。中年のアウトローが恋した高級娼婦を守るために身を挺して戦う姿を描いている[2]。
主演のボブ・ホスキンスが、カンヌ国際映画祭男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞、ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞など様々な賞を受賞した。タイトルは、主題歌としても使われているナット・キング・コールによる1950年の同名ヒット曲から採られた。
ストーリー
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。
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ロンドンの刑務所を出所したばかりのチンピラの中年男ジョージ。彼はギャング組織の親分モートウェルの身代わりとして刑務所に入ったのだが、出所したとて行くあてもなく、旧友トーマスの元に身を寄せる。愛娘ジェニーに会いたくとも、別れた妻はけんもほろろに会わせてくれない。やがてジョージは組織から運転手の仕事を回してもらうが、それは高級コールガール・シモーヌの送迎というものだった。 美人だが高飛車な態度のシモーヌとはじめはソリの合わなかったジョージだったが、次第に親しみが生まれ、彼女に惹かれて行く。そしてシモーヌの妹分で、今や夜の歓楽街で行方知れずとなったキャシーの探索を手伝うことになる。
キャスト
- ジョージ: ボブ・ホスキンス - 刑務所帰りの冴えない中年のチンピラ。
- シモーヌ: キャシー・タイソン - 高級コールガール。
- モートウェル: マイケル・ケイン - ジョージのボス。
- トーマス: ロビー・コルトレーン - ジョージの親友。
- アンダーソン: クラーク・ピータース - シモーヌのかつてのヒモ。
- キャシー: ケイト・ハーディ - シモーヌの行方不明になった親友。
- ジニー: ゾーイ・ナゼンソン - ジョージの娘。
- メイ: サミ・デイヴィス
作品の評価
映画批評家によるレビュー
Rotten Tomatoesによれば、32件の評論のうち高評価は97%にあたる31件で、平均点は10点満点中8.1点となっている[3]。 Metacriticによれば、20件の評論のうち、高評価は18件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中85点となっている[4]。
受賞歴
賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
第59回アカデミー賞 | 主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | ノミネート |
第52回ニューヨーク映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞 |
助演女優賞 | キャシー・タイソン | 次点 | |
第44回ゴールデングローブ賞 | 作品賞(ドラマ部門) | ノミネート | |
主演男優賞(ドラマ部門) | ボブ・ホスキンス | 受賞 | |
助演女優賞 | キャシー・タイソン | ノミネート | |
脚本賞 | ニール・ジョーダン、デヴィッド・リーランド | ||
第40回英国アカデミー賞 | 作品賞 | ノミネート | |
監督賞 | ニール・ジョーダン | ||
主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞 | |
主演女優賞 | キャシー・タイソン | ノミネート | |
オリジナル脚本賞 | ニール・ジョーダン、デヴィッド・リーランド | ||
編集賞 | レスリー・ウォーカー | ||
第39回カンヌ国際映画祭 | パルム・ドール(最高賞) | ノミネート | |
男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞[注 1] | |
第21回全米映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞 |
第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞 |
助演女優賞 | キャシー・タイソン | 受賞[注 2] | |
第7回ボストン映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ボブ・ホスキンス | 受賞 |
脚注
注釈
出典
- ^ “Mona Lisa” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月14日閲覧。
- ^ モナリザ - 映画.com
- ^ “Mona Lisa (1986)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年6月9日閲覧。
- ^ “Mona Lisa Reviews” (英語). Metacritic. 2021年6月9日閲覧。
外部リンク
「モナリザ (映画)」の例文・使い方・用例・文例
- モナリザが見たくてルーブル美術館に行った
- モナリザのなぞめいた微笑
- ここには有名な絵画モナリザが展示されています。
- 彼はモナリザを見るためにはるばる九州から来た。
- モナリザはやさしいが神秘的な微笑を浮かべている。
- モナリザの微(ほほ)笑(え)みが消える?
- パリのルーヴル美術館は,レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作,モナリザについて心配している。
- モナリザは,1503年ごろに薄い木の画板に描かれた。
- モナリザはいつも大勢の人々をひきつけている。
- モナリザは,保護のために空調管理されている厚いガラスのケースに保管されているが,それでもダメージを受けている。
- 絵画の調査中も,モナリザは一般に向けて展示される予定だ。
- 9月27日,フランス・パリのルーブル美術館にあるレオナルド・ダビンチの代表作「モナリザ」に似た絵画が,この偉大な芸術家の作品であると発表された。
- モナリザ財団は,35年にわたる調査の結果,この絵画が本物のダビンチ作品であるとの結論に達したとスイス・ジュネーブで発表した。
- 同財団はデジタル技術を活用し,この絵画と「モナリザ」は同一人物の肖像画であると結論づけた。
- (野外にある)ドライブイン(映画)劇場.
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