モトターミネーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:16 UTC 版)
登場作品:『ターミネーター4』 ハーヴェスターの両脚部に格納されている自走式バイク型のターミネーター。巨大なパワーを誇るが機動性は低いハーヴェスターの欠点を補い、車などで高速度で逃走する人間を追跡・抹消・捕獲することを主な任務とする。地上型のターミネーターの中でも頭抜けた機動性と追跡能力を有している。『4』劇中では猛スピードで前方から吹っ飛んでくる廃車を、車体を横倒しにしてドリフトで下側を潜り抜ける驚異的な回避性能を見せている。武装はプラズマ砲(『4』小説版ではミニガン)を左右側面に備えている他、劇中未使用だが前輪左右に連装機銃を計4門備えておりサイズの割に重武装。また、将来的な人型ターミネーターの搭乗も視野にいれているためかハンドルグリップも備える。耐久力もかなり高く、高速走行中に転倒・衝突しても容易に撃破には到らず、執拗に追跡を続行する。追跡時にはさまざまな妨害があることを予測されているため、ある程度の自己判断能力を与えられており、単独で長距離進出を行うこともある。従来のターミネーターと同じく、プログラムを書き換えれば味方にでき、音に敏感という性質を利用してジョンが捕獲し、チップを制御されて彼のバイク代わりに使われるシーンがある。 映画公開に併せて開催されたターミネーター展においてデザイン作業の過程が公開されており、初期稿では人型ターミネーターが乗ったバイクが徐々に人車一体のデザインに変遷していった。完成版でも黒いカラーリングのため画面上では細部が見えづらいが、脊椎や肋骨を模したデザインがなされている。赤い視覚器が上下二つ並んだ頭部に当たるフロントカウルのデザインは難航したらしく、キャラクターフィギュアやネット上の画像では形状の異なるものが複数存在している。 撮影には実車を改造したプロップが使用されており、製作にはイタリアのドゥカティ社が関与している。
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