メーターゲージへの応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 06:07 UTC 版)
「ドコービル」の記事における「メーターゲージへの応用」の解説
1896年からドコービルは自重5トンのB型機関車をメーターゲージ用に開発した。これは市場の一部を占めたにすぎないが、ドコービルにとっては十分な数量だった。1897年のドコービルのカタログには13トンから23トンの機関車が掲載されており、パリ近郊の鉄道用に1908年に製造番号512のC形蒸気機関車の納品記録がある。貨車はダンプ式貨車と長物車の2種類が用意された。 1908年のカタログに掲載された数は1897年のものより大幅に増えたが、反面600mm軌間用の商品数は減っている。動力車は引き続き5種類が掲載されているが、すべて1897年のものから改良されている。ドコービルはこのころから植民地用の鉄道システムの拡販に力を入れ始め、メーターゲージ用として大型の車両が登場、フランス領スーダン向けには32トンの機関車が用意された。20種類の客貨車がカタログに掲載され、うち14種類は有蓋車である。熱帯気候に適した車両も用意された。1939年にドコービルはDXW型と呼ばれる車両3両をインドシナ向けに製造したが、インドシナ紛争により出荷できず、1951年にフランス国鉄に譲渡された。コル・デ・モンテ線のZ600形電車はドコービルが製造し、1958年に納品したものである。
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