メーサー殺獣光線車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:47 UTC 版)
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』で初登場。メーサー兵器がシリーズ化したため、後に66式メーサー殺獣光線車と呼ばれるようになった。所属は陸上自衛隊(『サンダ対ガイラ』)、防衛隊(『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』『ゴジラ対メガロ』)、特生自衛隊(『ゴジラ×メカゴジラ』)。 パラボラ型の照射装置を搭載する装輪式のメーサー装置車と装軌式の牽引車で構成され、内蔵する小型原子炉により、10万ボルトの出力で炭酸ガスと窒素が変換されたメーサー光線(誘導放出されたマイクロ波)を照射する。パラボラ型照射器は、砲身部が可動して鎌首をもたげるような動きをして発射態勢となる。射撃レーダーも備えており、本来はミサイル迎撃システムとして開発していたとも言われている。 『ゴジラ×メカゴジラ』の世界では、『モスラ』でロリシカ陸軍から日本政府が借り受けた原子熱線砲を研究し、熱エネルギーの集中照射型発射機としてメーサー砲を開発したと設定されている。1966年に陸上自衛隊に配備が開始され、ガイラ戦において実戦投入されてその威力を遺憾なく発揮したが、性能が専守防衛の範囲を超えているという懸念が広まったことから、メーサー殺獣光線車の運用を担う専門部隊として特生自衛隊が設立されることとなった。 『ゴジラ対ガイガン』に登場するメーサー殺獣光線車は、牽引車や砲塔側面の一部パーツが無く、軽量化およびシステムの簡略化がされたことから、メーサー殺獣光線車改(72式メーサー殺獣光線車)とも呼ばれる。 資料によっては殺獣メーサー車と記述している。 書籍『円谷英二特撮世界』では、東宝超兵器の中で人気ナンバーワンとしている。
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