メディアの多様化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 17:15 UTC 版)
「ボカロ (音楽ジャンル)」の記事における「メディアの多様化」の解説
2020年5月、ボカロPのちいたなによって、Twitter上のハッシュタグ「#vocaloPost」が登場し、徐々に広がりを見せ始めた。2020年12月からはボカロの祭典「The VOCALOID Collection」が開催され、柊マグネタイトや卯花ロク、Fushiなどへ注目が集まった。2020年9月30日にサービス開始したゲームアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』は、ユーザー全体の8割を20代前半までのユーザーが占め、特に10代が5割から6割ほどを占めている。スマホゲーム・プロジェクトセカイへの提供曲であるすりぃの『限りなく灰色へ』やAyaseの『シネマ』は年内に100万再生を突破し、sasakure.UKの『トンデモワンダーズ』はTikTok上での話題曲となった。ボカロPのMitchie Mは、給食の時間に『アイドル親鋭隊』が流れたとするツイートを何度も見かけたことに触れながら、「プロジェクトセカイ」を通じて以前のボカロ層以外もボカロを聴くようになったと話している。他にも、DECO*27の『ヴァンパイア』、ピノキオピーの『神っぽいな』、すりぃの『エゴロック』、wotakuの『シャンティ』などの歌ってみた動画が多数投稿された。また、ポップスに属しながら、「混沌としていながら破綻はしておらず、不思議と統制は取れている」と評されるいよわが『きゅうくらりん』で、wowakaやヒトリエへのリスペクトを感じさせる一方、ギターのエディットや歌愛ユキの使用などで独自色を見せる稲葉曇が『ラグトレイン』で、柊マグネタイトが『マーシャル・マキシマイザー』で、それぞれ注目を集めた。 TikTokを中心に流行したChinozoの楽曲『グッバイ宣言』は2021年8月にハチの『砂の惑星』を超えてYouTubeでのボカロ曲再生回数の最高記録を塗り替えた。『グッバイ宣言』は2021年10月に書籍化される。他に2021年頃にTikTokで話題となった曲としては、かいりきベアの『ベノム』、ナユタン星人の『惑星ループ』、キノシタの『ポッピンキャンディ☆フィーバー!』などがある。
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