ミッドウェイ (1976年の映画)とは? わかりやすく解説

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ミッドウェイ (1976年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 16:57 UTC 版)

ミッドウェイ』(原題: Midway)は、1976年アメリカが制作したミッドウェー海戦を題材にした戦争映画である。


注釈

  1. ^ a b テレビ版のみ。
  2. ^ 上映前のセンサラウンドについての説明も担当。
  3. ^ ほぼノーカットだが、スプルーアンスがハルゼーを病院に見舞うシーンで、ハルゼーの一部セリフがカットされている。
  4. ^ 珊瑚海海戦のシーンと、ガース大佐の恋人であるアンの登場シーン、大佐が息子トムに手を負傷した経緯を語るシーンなど。
  5. ^ アフレコ時にも立ち会っている。
  6. ^ 両版とも吹き替え音声が無い部分の映像では原語音声を使用、日本テレビ版の一部音声はTBS版で補完。
  7. ^ 放送時の原版の存在は確認されていない。
  8. ^ 第一航空戦隊二番艦である空母加賀所属を表す。
  9. ^ 航空機の数は「機」を用いる。
  10. ^ 「雷撃機」は正確には「Torpedo Bomber」であるが、戦場での臨戦態勢下で口語体表現でのスラング用法・省略用法として単に「Torpedo」と呼ぶことはしばしばある。
  11. ^ 「ship」を戦艦と表示したり艦船としたり一貫性が無い。
  12. ^ 訳者は「蒼竜という名の偵察機」と解釈。
  13. ^ 当時太平洋艦隊司令長官であるニミッツ大将。
  14. ^ 艦隊司令長官を対面して呼ぶ際は通常は「司令長官」あるいは海軍の場合は特に「提督」などと呼ぶのが普通。当時のニミッツ大将(海軍大将)は司令長官職にあり艦長ではないので明らかな誤訳。なお、軍隊組織では対面相手が自身より上官であれば全ての場合において「Sir」を用いるのが通例。日本語では場に応じて「司令長官」「長官」「上官」「隊長」など(あるいはさらにへりくだって「○○殿」など)の使い分けが実例として自然な表現になる。
  15. ^ 当該劇中シーンで描いている部隊はあきらかに陸軍の軍装をしている。
  16. ^ 太平洋戦争当時の米軍における陸上守備隊の指揮官は通常は陸軍海兵隊の担当になる[注釈 15]。陸軍・海兵隊の「captain」は階級なら大尉、役職名だとするなら「中隊長」相当になる。また軍事用語に拘らない場合は広義として一般語である「隊長」もあるが、軍記の再現や描写ではリアルさを損なう、あるいは誤解を生じやすい解釈である。
  17. ^ PBYは大戦当時から戦後において有名な哨戒用飛行艇で、米軍の偵察機・飛行艇の代表的な機種であった。事実辞書などを引いててもPBYで検索すると偵察機や飛行艇などの文字が印象的に表記されているため軍事知識に乏しい場合、PBYそのものが特定機種名ではなく偵察機や飛行艇などの意味があると勘違いする可能性が強い。
  18. ^ 日本国にはいまだかつて軍事用語としての「海兵隊」(英語では「Marines」)にあたる組織が存在したことは無い。また日本語としても「海軍の軍人」あるいは「海軍の兵隊」という一般語をスラングも含めて「海兵隊」と呼んだり表現する習慣は無い。日本語訳の適選性としても表現としても全く的外れな表現に当たる。
  19. ^ 日本海軍の友永丈市大尉は当時ミッドウェイ島攻撃隊の総指揮官(空母 飛龍の飛行隊長)として参戦(本来予定の淵田美津雄中佐が体調不良のため急遽抜擢)した。「Lieutenant」は海軍においての階級は「大尉」であるが、役職名としての「分隊長」(転じて「副隊長」「副官」)としての意味もある。海戦当日は終始攻撃隊総指揮官としての任に当たっていたので、当時シーンで友永丈市大尉を「副官」ましてや「副長官」などと呼ぶことは史実における慣習としてもありえない。明らかな誤訳になる。
  20. ^ 兵器を搭載した飛行機全般を「戦闘機」と表現する広義の用法は存在する。しかしながら、一般的に軍事記録・軍事は背景にある場合の表現では、「戦闘機」は機種の一つとして用いる。戦友永大尉の搭乗機は艦上攻撃機であるので、こういうケースで「戦闘機」と訳したり表現するのは誤訳に等しいほど紛らわしさを見る側に与える。
  21. ^ 「Captain」には階級としての大将の意味はないので誤訳。
  22. ^ 「Admiral」には「隊長」の意味はないので語訳というより単なる誤記の可能性が大きい。
  23. ^ 「Captain」には海軍では艦長職に当たるが、軍務上で陸上勤務にある者が艦長職であるはずがなく、誤訳。正しくは階級名である「大佐」が妥当。
  24. ^ 草加少将は南雲中将の上官であるわけではないので、「上官だ」は明らかに誤訳になる。仮に直訳だとしてもせいぜい「私のスタッフの長だ」だし、当時の軍隊内部での風潮・習慣や隊内組織を考慮すれば「私の参謀長だ」
  25. ^ 「Commander」には階級としての「中佐」の他に「指揮官」・「司令官」などの役職名・地位名として用いる場合もあるが、当時、源田中佐は第一航空艦隊の航空参謀でかつ作戦全体の航空参謀も担っていた。当時の日本海軍には艦隊司令部はあっても所属の艦載機部隊に限った司令部は存在しないし、航空参謀などの艦隊内の航空部隊の指揮官の任にある者を「司令官」と呼ぶ習慣はなかった。
  26. ^ 当時の日本軍には空軍は存在しない。また航空部隊の事を軍内部で空軍と呼称する習慣もなかった。また「航空隊中佐」などのような兵種+階級で構成された語は用語としては存在しないので、この場合「航空隊指揮官」などの表現が妥当。
  27. ^ 「侵略が発見された」という言い回しは、それが臨戦態勢下であったとしても日本語として不自然。この場合は元の表現を活かし直訳してもせいぜい「侵略部隊が発見された」などの方が適当。なお、日本語の軍記や資料等では、この会話が描かれている戦闘集団は、一般的には「攻略部隊」として表現されていて、ミッドウェー島に砲撃・上陸するための戦艦を中心にした部隊の事。
  28. ^ 日本語では一般的には「攻略部隊」と表現される部隊(具体的には近藤中将指揮の第二艦隊)の事であるが、事実がどうかとは無関係に、一般的に軍隊が自軍部隊や自軍の艦や船舶を「侵略戦」などと表現するのは非常識な見識。
  29. ^ 「五隻のカタパルト」は、会話の言い回しとしても軍事的な表現としても意味不明な日本語。
  30. ^ シーンでは「Pilot」とは一切言っておらず「Fiter」としか発せられていない。
  31. ^ VF-8は機番などの単機を指すのではなく部隊名を指す。なおVはアメリカ軍において空母関連の部隊や兵器に付される記号で、頭文字ではなく翼のVの字をイメージさせる文字として伝統的に使われているもの。ちなみにVFは空母搭載の戦闘機隊、VBは空母搭載の爆撃機隊、VTは空母搭載の雷撃機隊、VCは空母搭載の飛行隊、CVは空母の通番(固有の艦を示す記号番号)に付される記号をそれぞれ示す。
  32. ^ VF-8は第8艦載戦闘機隊のことであるが、航空戦においては戦闘機は敵の排除・敵機の攻撃を任務とするため広義として管制を行っているともいえるが、日本語としての軍事用語では一般的に戦闘機隊を管制隊とは表現しない。
  33. ^ 軍用機のことを広義で「戦闘機」、同様に軍艦の事を「戦艦」と表現する場合もあるが、軍事的な表現、特に訓練を受けた軍隊内部の人間がそういう類の紛らわしい表現を戦闘中にすることは先ずありえない。戦闘機を指す場合はきちんと「Fighter」だし、「ariclaft」あるいは「airplane」のような表現の場合を日本語に置き換えるなら機種を限定しない航空機を指した言葉(友軍なら友軍機、敵軍なら敵機など)になる。
  34. ^ 当該シーンで搭乗員の口から出ている言葉は「Skipper」であるが、Skipperには艦長の意味もあるが機長・操縦士の意味もある。状況から艦長ではないのは明白で「機長」が適当。
  35. ^ 状況を見ても、発せられる言葉を見ても「戦闘機の援護ナシに」が適当。
  36. ^ 原語は「Commander」であるが、意訳としての「隊長」か、もしくは直訳としても階級の「中佐」が適当。事実と照らし合わせてもVFの指揮官は「司令官」ではなく、単なる戦闘機隊の隊長。
  37. ^ 原語は「to Nagumo's Flagship」であるが、以下に戦闘中の臨戦態勢下でも、軍務中に上官を呼び捨てにするのは一般的にありえない。
  38. ^ サック隊は日本空母攻撃から帰った攻撃機隊(戦爆連合)

出典

  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)342頁
  2. ^ キネマ旬報」1976年6月下旬号[要ページ番号]
  3. ^ 「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」『円谷英二特撮世界』勁文社、2001年8月10日、77頁。ISBN 4-7669-3848-8 
  4. ^ [1]


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