マハタモドキ
マハタモドキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 05:11 UTC 版)
本種はEpinephelus 属(マハタ属)に属するが、マハタモドキ Hyporthodus octofasciatus (Griffin, 1926) とともにHyporthodus 属として独立させる学説もある。 マハタモドキは全長80 cm程度になる種で、島嶼の岩礁(水深30 - 350 m)に生息する。日本では南日本の太平洋沿岸(伊豆諸島・小笠原諸島、和歌山県白浜沖、奄美大島、沖縄諸島)に、海外ではインド洋・太平洋海域に分布するが、本州沿岸では極めて稀な種である。産卵場所・生態とも不明点が多いが、瀬能宏(神奈川県立生命の星・地球博物館専門研究員)により、幼魚も含めて水深100 m前後より深い海域で生活している可能性が指摘されている。島の周辺や沿岸沖合の深みなど、やや辺境な場所に多く、生息域はマハタより狭いと考えられている。 関東の市場では「マハタ」として流通することが多く、本種やマハタと思われる特大個体が釣れた際も、特に種を判別することなく「カンナギ」として記録されることが多い。本種もマハタと同様に、刺身・鍋などで美味な白身魚として、高値で取引される。
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