マテル買収から現在に至るまで
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「きかんしゃトーマス」の記事における「マテル買収から現在に至るまで」の解説
2011年10月24日、アメリカの大手玩具メーカーマテル社がヒット・エンターテイメント社及び「きかんしゃトーマス」の権利を6億8000万ドル(約518億円)で買収したと発表する。それに伴い2年後に公開された長編8作目及び第17シリーズからヘッドライター(シリーズ構成)を始め製作陣が大きく変更された。CG製作会社もナイトロジェン・スタジオからアーク・プロダクション(後に経営破綻によりカナダのジャムフィルド・トロント社に買収)に移り、第5シリーズ以来鉄道アドバイザーが復活した。 長編8作目からヘッドライターに就いたアンドリュー・ブレナーは先述のマガジンシリーズ連載エピソードを手掛けた実績を持ち、いくつかの物語はクラシックシリーズ(第3シリーズなど)のエピソードの原案になっている。ブレナー自身が作品のファンであったことや、鉄道アドバイザーの再起用により、作品の雰囲気がクラシックシリーズに近いものとなり、第17シリーズ以降は原作を意識したストーリー展開や映像化が見送られていた原作エピソードの映像化、原作の設定に基づいた路線・ロケーションの登場など、原作を尊重した展開が行われた。新規キャラクターもモデルとなった車両の性能・経歴を考慮した設定が取り入れられるなど、実在車両の要素を巧く物語に取り入れている。 2018年放送の第22シリーズより国際連合と連携し、レギュラーメンバーにアフリカ出身の女性機関車ニア、イギリス出身の女性機関車レベッカの2台を導入(これに伴いテレビシリーズ開始当初からレギュラーだったエドワードとヘンリーとトビーを準レギュラーに降格)、レギュラーキャラクターの男女比を4:3にすることでジェンダーバランスを調整し、トーマスが世界各国を周るエピソードを設けるなど、より国際的なコンテンツの成長を意識した展開が行われている。 シーズン毎の詳しい変遷の解説は「きかんしゃトーマス シーズン毎制作史」を参照。
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