ホクト11号菌【ホクト11ゴウキン】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9638号 |
登録年月日 | 2001年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | ホクト11号菌 よみ:ホクト11ゴウキン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | ホクト産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南堀字村東138番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石井真、穂谷里香、山中勝次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者の保存菌株「ホクト8号菌」に「ホクト7号菌」を交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が灰茶色で、菌柄の形が細長の空調栽培向き品種である。菌糸の最適生長温度は24℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は71~80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日、芽出し最適温度は15~18℃、子実体の生長最適温度は15~17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は121g以上/瓶、有効茎本数は41本以上である。菌さんの大きさはやや小、断面は丸山形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さ及び肉質は普通、斑紋の多少は少、大小は小、分布の状態は中央部、明瞭度は普通である。菌しゅうの色は白色、並び方は正常、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは長、菌さんへのつき方は中心生、形は細長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。「ホクト8号菌」と比較して、収量が多いこと、菌さん中央部の色が灰茶色であること等で、「宝の華M-8171」と比較して、収量が多いこと、菌しゅうの並び方が正常であること等で区別性が認められる。なお、「ホクト8号菌」及び「宝の華M-8171」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者の施設(長野県長野市)において、保存菌株「ホクト8号菌」に「ホクト7号菌」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の農林水産植物の種類は「しろたもぎたけ」であった。 |
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