ホウ化物とは? わかりやすく解説

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ほうか‐ぶつ〔ハウクワ‐〕【×硼化物】

読み方:ほうかぶつ

ホウ素と他の元素との化合物のうち、ホウ素よりも電気陰性度小さ金属元素との化合物総称金属過剰なホウ化物とホウ素過剰なホウ化物に大別される融点高く硬くてもろい化合物が多い。


ホウ化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/01/10 02:41 UTC 版)

化学においてホウ化物(ホウかぶつ、Boride)とは、ホウ素とそれより電気陰性度が小さい元素との間の化合物の総称である。ホウ化物は非常に大きな化合物の一群であり、一般に融点が高く天然では非イオン性である。いくつかのホウ化物は非常に役立つ物理的特性を持つ。また、ホウ化物という用語は大まかであり、二十面体ホウ化物であるB12As2のような化合物にも適用される。


  1. ^ Lundstrom T Pure & Applied Chem. (1985) 57, 10,1383
  2. ^ Matkovich, V.I., J Economy, R F Giese Jr, R Barrett (1965). “The structure of metallic dodecaborides” (PDF). Acta Cryst. 19: 1056–1058. DOI: 10.1107/S0365110X65004954. 2008年8月28日閲覧。
  3. ^ Wong, Jo, T Tanaka, M Rowen, F Schäfer, B R Müller, Z U Rek (1999). “YB66 – a new soft X-ray monochromator for synchrotron radiation. II. Characterization”. J Synchrotron Rad. 6: 1086–1095. DOI: 10.1107/S0909049599009000.


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ホウ化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 22:44 UTC 版)

サマリウム」の記事における「ホウ化物」の解説

酸化サマリウムおよびホウ素粉末真空下で焼結させることによっていくつかの相のホウサマリウム含んだ粉末得られサマリウムホウ素混合比調整することで任意の組成の物が得られる。この粉末アーク溶融もしくはゾーンメルト法によって特定のホウサマリウム大きな結晶とすることができ、溶融結晶化温度変えることでそれぞれSmB6 (2580 °C)、SmB4(およそ2300 °C)およびSmB66 (2150 °C) が形成される。これらのホウサマリウム全て硬く脆い暗灰色固体であり、含まれるホウ素割合高くなるほど硬さが増す。二ホウサマリウムはこれらの方法製造するには揮発性すぎるため、安定して結晶成長させるためには高圧(およそ65 kbar)かつ低温(1140から1240 °C)な条件が必要となる。これよりも高温になるとSmB6が優先され形成する

※この「ホウ化物」の解説は、「サマリウム」の解説の一部です。
「ホウ化物」を含む「サマリウム」の記事については、「サマリウム」の概要を参照ください。

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