ペニーレイン タキザワ

品種登録データベース

ペニーレイン タキザワ【ﾍﾟﾆｰﾚｲﾝ ﾀｷｻﾞﾜ】（草花類）

	登録番号	第5525号
	登録年月日	1997年 3月 19日
	農林水産植物の種類	ゆり
	登録品種の名称及びその読み	ペニーレイン　タキザワ 　よみ：ﾍﾟﾆｰﾚｲﾝ ﾀｷｻﾞﾜ
	品種登録の有効期限	15 年
	育成者権の消滅日	1997年 4月 19日
	品種登録者の名称	滝沢秀樹、滝沢久
	品種登録者の住所	新潟県北魚沼郡堀之内町大字原４５９番地１、埼玉県深谷市大字櫛引５１－７
登録品種の育成をした者の氏名	滝沢秀樹 滝沢久
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，出願者所有の実生種どうしを交配して選抜，育成されたものであり，花は中輪の濃紫ピンク色の切花向きの中生種である。 　草丈は75～99cm，茎の直径は5.0～9.9mm，上部の色は淡褐，中部及び下部の色は褐，毛じは無，節間長は茎の中央部は5mm未満，止葉下は60～79mmである。葉序は5/13，葉の全体の形は披針形，葉身中央部のそりは外反転,先端部のそりは水平，ねじれは無，長さは9～11cm，幅は10～19mm，数は多，着生角度は60～89゜である。つぼみの形はⅦ型，花の向きは30～59゜，花房の形状は総状花序，花形はスカシユリ型，一重・八重の別は一重である。花径は120～149mm，内花被の長さは6～8cm，幅は30～39mm，外花被の長さは6～8cm，幅は20～29mmである。花弁の花色は基部は紫ピンク（JHS カラーチャート9711），地色，中肋部及び裏面は濃紫ピンク（同9713），縁部は紫赤（同 9714）である。内花被及び外花被１枚の斑点の数は1～9，つぼみの色は穏黄緑（同 3110），内花被の形はⅤ型，外花被の形はⅣ型，内花被及び外花被の反転の程度はⅦ型，花被のねじれは1/8未満，花被上の乳状突起は有である。やくの色は褐，第１花梗の長さは60～89mm，花梗への葉の着生は有，第１花梗の向きは30～59゜，花の香りは弱，開花期は中である。 　「ティレノ」と比較して，草丈が高いこと，つぼみの形がⅦ型であること，花房の形状が総状花序であること，花弁の地色及び中肋部の色が濃紫ピンクであること等で，「エンジェルリップ」と比較して，花弁の地色及び中肋部の色が濃紫ピンクであること，内花被及び外花被の斑点の数が少ないこと等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，昭和61年に出願者のほ場（新潟県北魚沼郡堀之内町）において，出願者所有のスカシユリ自家交配実生種どうしを交配し，63年にその実生開花株の中から選抜，以後，増殖を行いながら特性の調査を継続し，平成３年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。