ベールセール王国・王族関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/17 10:09 UTC 版)
「火の国、風の国物語」の記事における「ベールセール王国・王族関係者」の解説
クラウディア ベールセール王国の王女。13歳。絶世の美女と呼ぶに相応しい外見をしているが、同年代の女性と比べるとやや発育が遅れている。年齢にそぐわない聡明さと、常に国民の行く末を憂う愛国心を併せ持つ。公の場では聡明な姫君としての姿勢を保っているが、本来はお転婆な性格で、アレスの前では途端に横暴になり度々無茶な命令を下しては彼を振り回している。内心では幼い頃から自分に仕えてくれているアレスに対し淡い恋心を抱いているものの、王女として国のために隣国へ嫁ぐことを覚悟している。 第二次トゥールスレン攻防戦の最中、解放軍にその身を預けることで一時停戦させることに成功した。さらには自らの立場を利用し、国民に寄った内容を提示する事で解放軍と王国軍を共闘させる。 兄殺害の犯人がフィリップであるといち早く当てるが、アレスの領地を攻め落とすと脅され、彼の妻となることを承諾する。 シオーネ クラウディアの侍女。長年クラウディアに仕えており、クラウディアが本来の性格で接する数少ない1人。侍女としての立場をわきまえる一方、クラウディアに対して姉のような感情も抱いており、アレスとクラウディアのやり取りを微笑ましく見守っている。クラウディア誘拐事件以来アレスに好意を抱いているが、相手がクラウディアならばと遠慮がちな姿勢を貫いている。 ベルセルム4世 ベールセール王国の4代目の国王。先代国王の死後22歳の時に即位し、以後四半世紀以上が経過している。国民からは賢王として親しまれているが、ベルセルム2世の妾腹の子で、王族の正当な血筋ではないことや、諸侯連盟に即位まで匿われていたなど大きな借りがある。そのため、貴族に対して弱腰だ、などと揶揄される。解放軍の事情を察し恩赦を与え和睦することも視野に入れてはいるが、解放軍の粛清を声高に主張する諸領地の有力貴族を抑えることができる目処は立っていない。
※この「ベールセール王国・王族関係者」の解説は、「火の国、風の国物語」の解説の一部です。
「ベールセール王国・王族関係者」を含む「火の国、風の国物語」の記事については、「火の国、風の国物語」の概要を参照ください。
- ベールセール王国・王族関係者のページへのリンク